老人ホームの費用ってどれくらいかかるか知っていますか?
高額な費用がかかるイメージはありますが、実際詳しい金額ってわからないですよね。
しかし、老人ホームへの入居を検討するにあたって、大体の費用は把握しておくべきです!
そこで今回は、老人ホームの費用について解説していきたいと思います!
今回解説する老人ホームの地域は、ぐんまちゃんがゆるキャラの【群馬県】です!
群馬県特有の制度や安い老人ホームも紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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群馬県にある老人ホームでかかる費用の内訳は?
老人ホームに入居するにあたってかかる費用は、「入居金」と「月額費用」の2つです。
入居金は、入居の際にかかる費用のことで、施設によっては敷金として請求されることもあります。
月額費用は、月々にかかる費用のことで、内訳は以下の通りです。
- 居住費
- 食費
- 日用品
- 介護サービス費
- 介護費
- 医療費と
- 管理費
- その他
基本的に、居住費と食費は月によって変動することはなく、全員の入居者が同じ金額で設定されています。(部屋タイプなどによって異なる)
老人ホームの公式サイトや資料などに記載されている月額費用というのは、主に居住費と食費だと考えてもらって構いません。
施設によっては、「上記の金額に食費は含まれていません。」などと書いてあることもあるので注意しましょう。
それ以外の項目に関しては、利用した分だけ請求されるので人によっても月によっても費用は変わってきます。
ですので、老人ホームで月々にかかる費用というのは、月額費用+毎月変動する費用といったイメージを持っておくようにしましょう!
「契約時に説明された月額費用よりも高いじゃん!」と、入居したあとに驚かないようにしましょうね。
群馬県にある老人ホームの費用相場は?
費用の内訳がわかったところで、群馬県の老人ホームに入居するには大体どれくらいの費用がかかるのか知りたいですよね。
群馬県の平均相場をみていきましょう!
入居金 | 月額(入居金あり) | 月額(入居金なし) | |
---|---|---|---|
群馬県 | 24万円 | 16.2万円 | 12.5万円 |
群馬県の老人ホームに入居するなら、だいたいこれくらいの費用を用意しておけばいいということですね!
しかし、これが安いのか高いのかってよくわかりませんよね。
実際気になるのは、この値段が安いのかどうかだと思います。
そこで、隣接する栃木県と埼玉県にある老人ホームの平均相場をみていきましょう!
入居金 | 月額(入居金あり) | 月額(入居金なし) | |
---|---|---|---|
栃木県 | 72万円 | 15万円 | 14万円 |
埼玉県 | 346万円 | 19.4万円 | 18.3万円 |
同じ関東地方の他県と比べると、群馬県にある老人ホームは安いということがわかりましたね。
入居金なんて、埼玉県とはケタがひとつ違いますから相当安いです。
平均相場が安いとわかると、老人ホームの選択の幅が広がるからいいですよね。
必死になって安い老人ホームを探さなくても、どこの施設も比較的安いというわけですから、そこまで老人ホーム探しに労力を使わなくても済みそうです。
”群馬はばたけポイント”で介護サービスにかかる費用を支払える!
老人ホーム費用の内訳には、介護サービス費が含まれていましたね。
多くの人が、老人ホームでの生活で介護を必要としますから、必ずかかる費用といっても過言ではないでしょう。
介護サービスには、介護保険が適用されるので、自己負担1~3割の費用で利用することができます。
しかし、群馬県民にだけは、もっとオトクに介護サービスを利用できる制度があるのです!
それは、群馬はばたけポイント制度といったものです!
群馬はばたけポイント制度(群馬はばたけポイント手帳)とは、「介護支援ボランティアポイント制度」を基に始まった群馬県独自の制度のことです。
なんとなく「ポイント制度のことなのかな~」と想像はできる名称ですよね。
群馬はばたけポイントを理解するために、まず介護ボランティア制度について説明していきます。
介護支援ボランティアポイント制度とは、介護予防等を目的とした、65歳以上の高齢者が介護施設等でボランティアをした場合にポイントを付与し、たまったポイントに応じて、換金等を行うことにより、実質的に介護保険料の負担を軽減することができる制度のことです。
群馬はばたけポイントは、この制度を基にして作られただけなので、仕組みは群馬県独自のものとなっています。
群馬はばたけポイントの仕組みは以下の通りです。
- ポイント管理のための通帳と押印スタンプの体裁を県下で統一。
- ボランティア活動対象者は60歳以上。
- 市町村の区域を超えた活動を県が評価。
- 50ポイント以上のポイントは、県が評価。
- ポイントを公益法人(尾瀬保護財団等)への寄付等にも活用可能。
引用元 群馬県:「群馬はばたけポイント」制度(群馬はばたけポイント手帳)
令和元年10月時点で、以下の市区町村が実施をしています。
- 前橋市(市単)
- 桐生市
- 伊勢崎市
- 太田市
- 舘林市
- 渋川市(市単)
- みなかみ町(町単)
- 千代田町
- 大泉町
- 邑楽町
費用を安く抑えたいなら公的施設を利用しよう!
ただでさえ、他の県よりも費用が安い群馬県の老人ホームですが、さらにオトクに利用できる方法があるのです!
それは、公的施設に入居するということです!
実は、老人ホームには「公的施設」と「民間施設」の2種類があり、運営元によって種類が分けられます。
今回オススメしている公的施設は、国や自治体が運営している老人ホームです。
一方で、民間施設は民間企業が運営をしています。
公的施設は、公的機関がお金を出しているため安く利用することができるのです。
公的施設の老人ホームには、以下の4つがあります。
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 介護療養型医療施設
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
それぞれの老人ホームの費用は、以下の表にまとめました。
各施設について詳しく見ていく前に、費用を確認しておきましょう。
入居金 | 月額 | |
---|---|---|
特別養護老人ホーム | 0円 | 10~20万 |
介護老人保健施設 | 0円 | 10~20万 |
介護療養型医療施設 | 0円 | 5~20万 |
軽費老人ホーム | 30万~数百万円 | 10~20万 |
特別養護老人ホーム(特養)
特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者が入居することのできる施設です。
通称「特養」と呼ばれています。
特養で受けられる、主なサービス内容は以下の通りです。
- 食事支援
- 部屋の掃除
- 入浴支援
- 排泄支援
- リハビリ
- 健康管理
入居金が0円にも関わらず、有料老人ホームとほぼ変わらないサービスを受けることができるので、とても人気の老人ホームです。
そのため、すぐに入居することがでず、入居待ち期間が長いというのがデメリットとなっています。
2019年度には、なんと全国で約30万人が特養への入居を待っていました。
半年以上待つなんてよくある話です。
特養では、先に応募した人から入居できるのではなく、空きができたら、最も施設での介護を必要としている人が入居できる仕組みなのです。
申し込み順ではなく、緊急性が考慮されるということですね。
入居を待っている間は、他の老人ホームに入居したり、在宅介護を受けたりして過ごす人が多いです。
以下の記事では、そんな特養に早く入居するための裏ワザを特別に紹介しているので、併せて読んでみてください!
介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は、通称「老健」と呼ばれ、リハビリや医療ケアを必要としている人が入居できる老人ホームです。
主に、自宅での生活に復帰することを目的としています。
ですので、入居者の多くは、病気やケガなどで入院したあと、自宅に戻るまえの期間で利用しています。
たまに、自宅から老健に入居する人もいますよ。
老健では、入浴や食事の介助、排せつ介助などの身体・生活介護サービスを受けることができ、医師や看護師による医療ケアまで受けることが可能です。
介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は、医療機関としての機能も多く持つ介護施設です。
他の施設の人員基準よりも、多く看護師が配置されていますので、インスリン注射や経管栄養などの医療処置にも対応しています。
要介護と認定された高齢者が入居できます。
軽費老人ホーム(ケアハウス)
軽費老人ホームは、通称「ケアハウス」と呼ばれ、経済状況が厳しい中でも介護を必要としている人が入居できる施設です。
一般型と介護型の2種類があり、身体状況に合わせて施設を選ぶことができます。
一般型は、自立して生活できるが一人暮らしは不安と感じる人に向けたケアハウスです。
一方で、介護型は要介護1∼2と認定された高齢者が入居できるケアハウスになっています。
主なサービス内容は以下の通りです。
- 食事支援
- 部屋の掃除
- 入浴支援
- 排泄支援
すでに気付いている方もいるかもしれませんが、軽費老人ホームは公的施設で唯一入居金がかかります。
「いやいや、経済状況が厳しい人に向けた老人ホームじゃなかったのかよ!」ってつっこみたくなりますよね。
入居金は、高いところだと100万円を超えますし、ちょっと厳しいですよね…。
しかし、軽費老人ホームでは月額費用が変動します。
所得が低ければ月額費用は低くなり、市区町村によっては助成金制度があるので、さらに費用が安いくなる可能性があるのです!
群馬県では、軽費老人ホーム利用料補助金についての規定がありますので、条件を満たしている施設であればかなり安く利用できるチャンスかもしれません!
群馬県にある費用の安い老人ホーム3選!
入居金0円の公的施設を知ってしまったら、「もう有料老人ホームなんて眼中にない!」と思う人も多くいますよね。
…ちょっと待ってください!
実は、入居金0円でなおかつ群馬県の費用相場よりも安い有料老人ホームは多くあるのです!
有料老人ホームは、公的施設よりも種類が豊富ですので、ご本人の身体状況に合わせてピッタリの施設を見つけることができますよ。
そこで、今回は特別に、群馬県にある費用の安い有料老人ホームを紹介していきたいと思います!
早速みていきましょう!
- 住宅型有料老人ホーム メリィホームたかせ
- ひまわり西大室
- あおい空
1.住宅型有料老人ホーム メリィホームたかせ
住宅型有料老人ホーム メリィホームたかせの概要 | |
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入居時 | 0円 |
月額 | 11.7万円 |
所在地 | 〒370-2333 群馬県富岡市中高瀬675 |
アクセス |
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利用対象者 |
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施設スタッフは24時間365日体制でサポートしてくれます。
緊急時でも迅速に対応してくれますよ。
地域の医療機関や介護保険サービスなどと連携しているので、適切なケア体制を用意してくれ利用することができます。
また、老人ホームに入居しても入居者自身の時間やご家族との時間を大切にできます。
施設のスケジュールを押し付けるのでなく、基本的に自由なスケジュールで生活できるスタイルです。
共有スペースを使う食事や入浴なども、自身の好きな時間で済ませることができますよ。
ご家族が面会にくるのはもちろん、一緒に外出するのも基本的に自由です。
離れて暮らすようになっても、コミュニケーションをとれるのは嬉しいですよね。
2.ひまわり西大室
ひまわり西大室の概要 | |
---|---|
入居時 | 0円 |
月額 | 11.7万円 |
所在地 | 〒379-2104 群馬県前橋市西大室町2500 |
アクセス |
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利用対象者 |
|
介護士は24時間体制でサポートしてくれるので、心配な夜間も安心です。
医療に関しても、通院が困難な方は提携先の医療機関からの往診を利用できます。
介護・医療サービスが整っていれば安心して親を預けることができますよね。
介護サポートだけでなく、毎日楽しんで生活できるようなサービスも充実しています。
レクリエーションは日替わりで毎日行われ、イベントも多く開催されているのです。
季節の行事やお誕生日会など、施設内でできることだけでなく、日帰り温泉ツアーなどみんなで外出するイベントも用意されています。
他の入居者の方ともコミュニケーションが取りやすいですし、毎日楽しく過ごせそうですね。
3.あおい空
あおい空の概要 | |
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入居時 | 0円 |
月額 | 10.89万円 |
所在地 | 〒370-2316 群馬県富岡市富岡2143-5 |
アクセス |
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利用対象者 |
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デイサービスを併設した住宅型有料老人ホームです。
住宅型なので自由に暮らしながらも、介護を受けられる環境が近くにあることで安心して暮らすことができますよね。
併設しているということで、高齢者にとって負担になってしまう移動の心配もありません。
必要に応じて、訪問看護や訪問リハビリまで受けることができますよ。
また、徒歩3分の位置にある富岡総合病院と提携しています。
ですので、緊急時でも迅速な対応が可能となっていますよ。
地域のクリニックや精神科の先生による往診も実施しているので、日々の健康管理もしっかり行ってくれます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
群馬県にある老人ホームの費用については理解していただけたでしょうか?
群馬県には、県独自のポイント制度もありますし、介護サービスに対する支援がとても整っていますね!
費用相場も他県に比べると安いですし、かなりオトクに利用できること間違いナシでしょう!
ぜひ今回の記事を参考にして、老人ホームを探してみてください!
素敵な老人ホームに出会えることを、心より祈っています!