『リハビリを受けられる老人ホームはありますか?』
『老人ホームで受けられるリハビリはどのようなものですか?』
リハビリを受けたいと思い老人ホームに入居を考えているという方も少なくありません。
ここでは、リハビリを受けられる老人ホームや、受けられるリハビリの内容について解説します。
リハビリを重要視している方はぜひ参考にしてください!
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リハビリを受けたいのであれば目標を決めましょう
まずは、リハビリをしてどうなりたいのか、決めておきましょう。
在宅復帰が目的なのか、自分の筋力を衰えさせないためなのか、いろいろあると思いますが、初めに目標を決めておくべきです。
なぜ最初に目標を決めなくてはならないのかというと、『リハビリはつらいから』です。
中途半端な気持ちでリハビリをやっていても、体への負担が増し、気持ち的にもつらくなってしまいます。
目標がないと途中で心が折れてしまうことがあるのです。
なので、最初の段階で『絶対に在宅復帰をするぞ!!!』という意気込みがあるといいですよ!
このような根性論もありますが、ほかにも『ケガによって機能低下してしまった部分を回復させたい』や『生活をするための機能を取り戻したい』など、リハビリにも様々な種類があるので、目的がはっきりしていないとリハビリは受けられません。
しっかりとリハビリする目的を決めてから老人ホームへの入居を考えましょう。
リハビリが受けられる老人ホーム
リハビリが受けられる老人ホームというのは決まっています。
すべての老人ホームでリハビリを受けることはできないので気を付けてください。
リハビリが受けられる老人ホームは、
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- 有料老人ホーム
の以上の3種類の老人ホームであれば、リハビリを受けることができます。
それぞれの老人ホームを軽く解説しますね。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は老健とも呼ばれている老人ホームです。
主なサービス内容はリハビリです。
長期入院をしていた方が機能回復のために入居したり、要支援と認定された方が在宅復帰を目指したりする老人ホームなので、リハビリを考えている方にとっては最適な老人ホームですね!
後々詳しく解説しますが、理学療法士や作業療法士の方にケアをしてもらえるため、かなり手厚いリハビリを受けることができます。
介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は、医療と介護の両方のサービスが受けられる老人ホームです。
リハビリだけでなく、医療によるケアも必要としている方が入居するべき施設ですね!
医療ケアが必要ないのであれば介護老人保健施設に入居しましょう。
有料老人ホーム
有料老人ホームは基本的には介護が専門なのですが、リハビリに対応している施設も増えています。
ただし、全ての有料老人ホームで取り入れられているわけではないので注意が必要です。
介護老人保健施設や介護療養型医療施設のように、作業療法士や理学療法士が来てリハビリを行ってくれるわけではありません。
あくまでも、生活内でのリハビリを受けることになるだけです。
本格的なリハビリを受けたいと考えているのであれば、介護老人保健施設や介護療養型医療施設に入居しましょう!
老人ホームで受けられるリハビリ
リハビリを受けられる老人ホームを紹介しましたね。
次は、紹介した老人ホーム内で受けられるリハビリ内容について解説します。
理学療法士によるリハビリ
まずは、理学療法士によるリハビリ内容について確認してみましょう。
理学療法士は、基本的動作の回復を目的としたリハビリを行ってくれます。
例えば、立つ、座る、歩くなどですね。
最終的な目標としては、自立した生活を取り戻すことです。
ケガや病気で機能低下してしまった場合も、理学療法士によるリハビリは有効です!
作業療法士によるリハビリ
作業療法士は、家事や仕事などの日々の活動を取り戻すためのリハビリを行ってくれます。
肉体的なリハビリだけではなく、精神的なリハビリも行ってくれるので、精神的な障がいを抱えている方でも受けることができます。
また、認知症の予防、ケアにも繋がるので認知症の症状がある方も作業療法士のリハビリを受けることをおすすめします。
言語聴覚士によるリハビリ
言語聴覚士が行うリハビリは、コミュニケーションの訓練です。
口や耳のリハビリをするので、言葉を使ったリハビリをすることになります。
食べ物をうまく食べられない方やうまく話ができなくなってしまった方が対象です。
しゃべることに不自由を感じてきた方も受けることができるので、そのような方は言語聴覚士のリハビリを受けてみましょう。
生活でのリハビリ
生活でのリハビリだけ抽象的でわかりにくいかもしれませんね(笑)
生活でのリハビリというのは、文字通り生活している中で行われるリハビリのことです。
食事をしたり、入浴をしたり、日常生活を自力ですることが目的です。
最終的には、自立した生活を送ることが目的です。
ただし、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリは医学的なリハビリですが、生活でのリハビリは医学的なものではありません。
なので、有料老人ホームのような場所でも介護士が行うことができるのです。
不安を感じるという方は、医学的なリハビリを受ければOKですね!
まとめ
老人ホームで受けられるリハビリについては理解できたでしょうか?
リハビリを受けられる老人ホームは、
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- 有料老人ホーム
の3種類です。
また、老人ホームで受けられるリハビリは、
- 理学療法士によるリハビリ
- 作業療法士によるリハビリ
- 言語聴覚士によるリハビリ
- 生活でのリハビリ
の4種類です。
これらを覚えていただければ幸いです。
ぜひ老人ホーム探しに役立ててくださいね!