介護が必要になったときに、デイサービスと老人ホームの違いやどちらを選べばいいか分からずに悩んでしまう方がいます。
今回の記事では、デイサービスの紹介をした後に老人ホームと比べているので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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デイサービスとは?
デイサービスとは、日帰りで老人ホームに行き一日だけ介護を依頼できるサービスです。
主に在宅介護を受けている高齢者が、週に何度か通って利用するサービスです。
普段は家族が在宅介護をしていて、どうしても外せない用事や旅行などで介護ができなくなった時に利用するサービスとなっています。
日帰りで使うサービスなので、数日間宿泊してもらいたい場合にはほかのサービスを利用する必要があります。
デイサービスのサービス内容
デイサービスのサービス内容はこちらです。
- 家から老人ホームまでの送迎
- 食事
- 入浴介護
- 排せつ介護
- レクリエーション
これらのサービス内容を受けることができます。
レクリエーションやイベントを開催してくれるので、体を動かすことや孤独からの解放を目的として利用する方もいます。
デイサービスの料金一覧
デイサービスの料金は要介護のレベルによって異なります。
見やすいように表を作成したのでこちらをご覧ください。
要介護/時間 | 3~5h | 5~7h | 7~9h |
---|---|---|---|
要介護1 | 413円 | 639円 | 699円 |
要介護2 | 487円 | 759円 | 833円 |
要介護3 | 555円 | 798円 | 992円 |
要介護4 | 609円 | 988円 | 1119円 |
要介護5 | 680円 | 987円 | 1290円 |
これは、デイサービスの施設に居るだけで発生する費用です。
仮に、入浴介助やリハビリのようなサービスを受けた場合には上記の値段に加えてサービス費用が加算されます。
サービス費用はデイサービスごとに異なっているので、自分が利用したいデイサービスに確認しておきましょう。
デイサービスの一日の流れ
デイサービスの一日の流れ例 | |
---|---|
9:00 | 送迎開始 |
9:45 | 健康チェック・入浴 |
11:00 | レクリエーション |
12:00 | 昼食 |
13:00 | レクリエーション |
15:00 | おやつ |
16:00~ | 送迎開始 |
デイサービスの一日の流れはこのようになっています。
ほかにも、リハビリや歯磨きなどいろいろなことを行ってくれるデイサービスもあります。
詳しくはいきたいと考えているデイサービスに尋ねてみましょう。
デイサービスのメリット・デメリット
デイサービスを利用するメリットとデメリットについて考えていきましょう。
デイサービスを利用するメリット
- いろいろな人とコミュニケーションをとれる
- 入浴を安心してできる
- 引きこもりを解消・予防できる
- リハビリをしてもらえる
- 家族の負担を軽減できる
このようなメリットを挙げられます。
在宅介護をしていると、なかなか自分のやりたいことができないという方が多いです。
そんな時にデイサービスを利用すれば、在宅介護をしている方も息抜きをすることができますね。
デイサービスを利用するデメリット
- 知らない人と関わることが嫌いな人にとってはストレスになる
- 集団行動を強要される
- 費用が掛かる
このようなデメリットが挙げられます。
自分の意思でデイサービスを利用していないとすれば、ストレスを感じてしまうかもしれません。
また、少なからず費用が掛かるので、負担になってしまう可能性もあります。
デイサービスを受ける方法
デイサービスを利用するためには、要介護認定されている必要があります。
要介護認定されていれば、ケアプランの作成に入ります。
ケアプランとは、どのようなプランが利用者に合っているかということを家族やケアマネージャーと相談することです。
週に何回デイサービスを利用するか、どのようなサービスを利用するかなど細部まで決めていきます。
ケアプラン作成が終わったら、自分が決めたサービス内容を受けられる事業所を選びます。
ここではデイサービスだけではなく、訪問介護を利用することもあります。
事業所と契約することができれば、デイサービスの利用が開始されます。
デイサービスを利用するためには、要介護認定が必須となっているので、まずは要介護の診断からお願いしましょう。
有料老人ホームとデイサービスはどっちがいい?
有料老人ホームは、デイサービスと違いずっと老人ホームにいることができます。
サービス内容は、有料老人ホームもデイサービスもそこまで大きな差はありません。
在宅介護をしているが、限界を感じているという方は有料老人ホームを利用することをおすすめします。
ただし、24時間介護をしてもらうことになるので、ストレスを感じる入居者もいます。
また、デイサービスよりも費用がかかってしまうので、金銭面に余裕がない方だと有料老人ホームを使うことは厳しいです。
金銭面で不安があるという方は、有料老人ホームではなく、特別養護老人ホームのような国や自治体が運営している老人ホームを利用することで解決できる可能性があります。
在宅介護には限界があるので、一度有料老人ホームや特別養護老人ホームのような24時間見てもらえる老人ホームを検討してみましょう。
まとめ
デイサービスは、在宅介護をしている人が、入浴や食事などのサービスを受けることができるサービスです。
要介護の認定が必須となっているので、まずは要介護の認定をしてもらいましょう。
また、デイサービスにもメリットやデメリットはあります。
有料老人ホームと比べて、どちらが自分に向いているか、よく考えて利用するようにしましょう。