介護予防の取り組みを徹底解説!リハビリ強化の施設は介護予防にオススメ!

介護予防 取り組み-腕のリハビリを行う介護士とシニア コラム

介護予防とは、要介護になる前の高齢者に対する取り組みで、健康を維持することを目的とされています。

日本では高齢化が進み、今後高齢者に対する介護の需要は増加することが見込まれています。

介護体制が整っていたとしても、このままのペースで介護の需要が高まってしまえば、十分な介護サービスを提供することは難しくなっていくでしょう。

そこで始まったのが、介護予防に対する取り組みです。

今回は、その介護予防に対する取り組みについて、詳しく解説していきたいと思います!

介護予防に積極的に取り組んでいる老人ホームも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

介護予防とは?

介護予防とは、高齢者が要介護状態にならないための予防や、既に要介護状態の方には症状の改善・悪化を防止することを目的とした取り組みのことです。

厚生労働省では、以下のように定義されています。

○ 介護予防は、高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的と して行うものである。

○ 生活機能の低下した高齢者に対しては、リハビリテーションの理念を踏まえて、「心身機能」「活動」「参加」 のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要であり、単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現のための取組を支援して、QOLの向上を目指すものである。

引用元 厚生労働省:これからの介護予防

以前まで行なわれていた多くの介護予防は、心身機能を回復するための一時的な訓練でありました。

リハビリなどの場を設けることが難しく一時的な訓練になってしまうこと、さらに継続への理解が乏しかったことが問題視されていました。

しかし、今後は各自治体と住民が中心となり、介護予防の活動を継続的に行うということが満たされています。

介護予防の集いを開催することで、心身の機能回復しながら地域の人との交流も図ることができます。

また、社会活動に参加することで高齢者が生きがいを感じ、結果的に介護予防に繋がるとも考えられています。

介護予防の取り組みでは何をしているの?

介護予防 取り組み-リハビリ施設

厚生労働省からは、介護予防の具体的なアプローチについて、以下の3つの軸が推進されています。

  1. リハ職等を生かした介護予防の機能強化
  2. 住民運営の通いの場の充実
  3. 高齢者の社会参加を通じた介護予防の推進

高齢者が日常生活をより充実させ、住み慣れている地域や家庭でいきいきと暮らしていけるような環境づくりが大切とされています。

3つの軸をもとに、介護予防は「予防給付」と「総合事業」の2つに分けられます。

この2つのサービスは、同じ介護予防でも対象者や内容が異なってきます。

しかし、どちらも高齢者が住み慣れた地域で自立した生活が継続できるように支援しているサービスである点は共通しています。

対象者 サービス内容
予防給付 要介護認定を受けた方
  • 介護予防サービス
  • 地域密着型介護予防サービス
総合事業
  • 要支援者
  • 65歳以上のすべての高齢者
将来的になるべく介護を必要とせず生活できるように支援する、地域支援型予防サービス

予防給付

予防給付には、介護予防サービスと地域密着型介護予防サービスの2つがあると説明しました。

介護予防サービスには、以下の3つサービスがあります。

  • 介護予防通所介護
  • 介護予防通所リハビリテーション
  • 介護予防訪問介護

そして、地域密着型介護予防サービスにも以下の2つのサービスがあります。

  • 介護予防小規模多機能型居宅介護
  • 介護予防認知症対応型サービス

予防給付は、細かく分けると5つのサービスに分かれているということですね。

それでは、具体的にそれぞれのサービスを見ていきましょう。

介護予防通所介護

介護予防通所介護とは、俗に言うデイサービスのことです。

要支援1~2の認定を受けた方を対象としており、心身機能の維持・向上が目的とされています。

要介護状態になることを防止するのが目的ですので、高齢者自身の能力で自立した生活を送れることのサポートも行なってくれます。

介護予防訪問リハビリテーション

リハビリというのは、何か身体状況が悪化してから、以前の生活を取り戻すためにだけ行うものではありません。

介護予防のためのリハビリとして、介護予防訪問リハビリテーションというサービスもあるのです。

病気などが原因で入院をし、医療保険を利用してリハビリを受ける場合、その期間は限られています。

退院後、リハビリに通いたくても、体力が衰えてしまい通所・通院ができないということから、介護度が上がってしまう可能性もあります。

そんな時に利用すべきサービスが、介護予防訪問リハビリテーションです。

介護予防訪問リハビリテーションの利用の流れは、以下の通りです。

  1. 主治医に相談
  2. 地域包括支援センターで介護予防ケアプランの作成依頼
  3. 専門スタッフが自宅を訪れ、リハビリ開始

介護予防訪問リハビリテーションは、1回当たり数百円程度で利用することができます。

専門スタッフも理学療法士・作業療法士、言語聴覚士などの資格を持っている人達ですので、安心してリハビリを任せられます。

介護予防訪問介護

介護予防訪問介護では、入浴や食事介助の身体介護や、洗濯や掃除などの生活支援を受けることができます。

訪問介護と提供しているサービスはほぼ変わりませんが、対象である要支援1~2の方に適した方法や内容になっています。

住み慣れている自宅で、自立した生活を送れるようなサポートをしてくれるのです。

介護予防小規模多機能型居宅介護

介護予防小規模多機能型居宅介護とは、通いを中心に、利用者の希望に合わせて訪問や四角を組み合わせたサービスのことです。

要介護状態になることを防いだり、これ以上身体状況が悪化しないようにしたりすることを目的としています。

ご本人の能力に合わせて、出来る限り自立した生活が過ごせるようサポートしてくれます。

介護予防認知症対応型サービス

介護予防認知症対応型サービスには、「介護予防認知症対応型通所介護」と「介護予防認知症対応型共同生活介護」の2つがあります。

介護予防認知症対応型通所介護とは、デイサービスのようなもので、軽度の認知症の方に対して通いで介護サービスを行うものです。

利用対象となるのは、認知症と診断された要支援1~2の方です。

認知症の進行を抑制し、要介護状態になることを防止することを目的としています。

一方で、介護予防認知症対応型共同生活介護とは、グループホームに入居して受ける介護予防サービスのことです。

グループホームは、認知症の方を対応としている老人ホームなので、認知症ケアに力を入れています。

最大でも9人までしか入居することができないので、少人数ならではのアットホームな雰囲気の中で生活することができます。

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総合事業

総合事業とは、市区町村が主体となって行う地域支援型予防サービスのことです。

総合事業も、「介護予防・生活支援サービス事業(介護予防特定高齢者施策)」と「一般介護予防事業(介護予防一般高齢者施策)」の2つに分けられます。

対象者 サービス内容
介護予防・生活支援サービス事業
(介護予防特定高齢者施策)
要介護や養子になる可能性がある65歳以上の特定高齢者
  • 訪問型介護予防サービス
  • 通所型介護予防サービス
一般介護予防事業
(介護予防一般高齢者施策)
全ての高齢者
  • 介護予防に関するセミナーや講演会の開催
  • ボランティアへの支援
  • 介護予防の認知度の向上
  • 介護予防の基本的な知識の普及

訪問型サービス

訪問型サービスでは、介護予防訪問介護と同様の身体介護と生活支援を受けることができます

サービスを提供するのは訪問サービス事業者で、日常生活支援限定の生活支援は、各自治体が定めている研修を修了した者がサービスを提供することができます。

通所型サービス

通所型サービスでも、介護予防通所介護と同様のサービスを利用することができます

しかし、サービスを提供する事業所によっては、送迎が行われない場合もあります。

通所型サービスでは、施設スタッフに介護の専門職がいないので、NPOや地域の住民が主体となってデイサービスの場が提供されています。

サービスの利用時間は非常に短く、入浴や食事の提供はありません。

「自立支援介護」の考え方

介護予防 取り組み-笑いあう介護士とシニア女性

世間的に介護予防に取り組むようになったのは、自立支援介護の考え方が定着したということが要因でもあります。

以前までの介護では、「一人では生活できない高齢者に手を差し伸べる」という考え方がメインでした。

実際に心身が衰弱した高齢者が一人で生活するよりも、介護者が介助した方がスムーズに生活を送れるため、「介護者の都合」があったともいえます。

しかし、近年では、「本人が有している能力をすべて無視するべきではない」という考え方が主流になってきています。

たとえば、「お箸を使う力がないなら、介護用スプーンを差し出して自分の力で食べてもらう」というような自立支援介護が重視されるようになったのです。

自立支援介護では、「自立を支えるための介護」を行います。

高齢者の体調を管理し、活動量を増やすことで体力低下を改善し、物事や社会に対する威力や活力を持ってもらうことを目的としています。

自立支援介護は、以下の4つの介助が基本となっています。

  1. 水分補給
  2. 栄養摂取
  3. 運動
  4. トイレでの排せつ

水分補給

脱水状態にならないよう、常日頃から水分補給をしっかりと行うことが大切です。

高齢になると自分の体感覚が鈍くなり、喉の渇きというのも感じにくくなります。

しかし、脱水症状になってしまえば、口の渇き、体のだるさ、立ちくらみなどが起こってしまうので、高齢者にとってはとても危険です。

喉が渇いていることを本人が気付けない場合が多いので、介護者や周囲の人が本人を気にかけてあげて、水分を補ってあげるようにしましょう。

栄養摂取

栄養が取れればいいということではなく、しっかりと食事をすることが大切です。

咀嚼をすることで脳が活性化するため、早い段階から介護食を取り入れるのではなく、一般的な食事を用意してあげるようにしましょう。

高齢者が1日に必要な摂取カロリーは、1500kcalです。

カロリーが不足しないように、食事を提供してあげましょう。

運動

いまある筋力を維持・向上させる運動はとても大切です。

トレーニングでは、低下した活動意欲や身体機能、加齢によって衰弱した筋力を回復させることが目的です。

そのため、普段使っていない筋肉を動かすことに気をつけましょう。

トイレでの排せつ

トイレでの排せつというのは、オムツを使用しないで生活をするということをさせています。

介助をしながらトイレまで連れて行き、排せつはできるだけトイレで行うようにしましょう。

もしトイレまで歩けない場合は、ベッドの近くにポータブルトイレを設置するなど、できるだけ自立して排せつができるよう工夫をしましょう。

介護予防に取り組んでいる施設

介護予防に取り組んでいる施設を判断するポイントは、自立支援介護が行われているかどうかです。

そして、自立支援介護が行われている施設を探すコツですが、リハビリスタッフがどれくらい配置されているか注目しましょう。

デイサービスを併設している施設であれば、専門のスタッフがいなくてもリハビリを行ってくれる場合があります。

住宅型有料老人ホームでは、法的な基準がないので、施設ごとにどれほどの自立支援が行われているか異なってきます。

ですので、リハビリスタッフがどれくらい配置されているか確認することが重要なのです。

では、ここでリハビリに強化した老人ホームを2つ紹介していきます!

  • アリア上井草
  • ツクイ・サンシャイン杉並

アリア上井草

介護予防 -アリア上井草

アリア上井草の概要
入居時 0円~4,400万円
月額 28.36万円~133.45万円
所在地 東京都杉並区上井草2-11-13
アクセス 西武新宿線「井荻駅」下車、徒歩12分(約960m)
利用対象者
  • 原則65歳以上
  • 自立から要介護5まで
  • 夫婦入居可
  • 看護職員は24時間常駐!
  • 適切な医療ケアを受けられる!
  • 施設全体に行き渡った手厚い介護サービス!
  • 一人一人に合った「個別サービス」の実施!

当施設には機能訓練指導員を配置しており、一人一人に合ったリハビリの個別プログラムを実施してくれます。

看護師は24時間常駐しているので、医療ケアも安心です。

入居時から医療ケアを必要としている人に対しては、看護師が主治医と連携を取り、主治医の指示のもと適切な医療ケアを受けられるようにしています。

年に1回の健康診断やインフルエンザ予防接種は利用料金に含まれているので、自身で外部に予約を取らなくても大丈夫です。

機能回復訓練士による介護スタッフに向けての勉強会も定期的に行われているので、施設全体を通して手厚いサポートを受けることができます。

そして、なんといっても当施設で人気のサービスは「個別サービス」です。

「公園に行きたい!」「スーパーに買い物に行きたい!」など、一人一人の要望に合った時間の過ごし方を行ってくれるサービスはとても好評です。

中でも、「お散歩サービス」は人気のサービスですよ。

春になると近隣の小学校の桜並木がキレイですので、オススメです!

ツクイ・サンシャイン杉並

介護予防・取り組み-ツクイ・サンシャイン杉並

ツクイ・サンシャイン杉並の概要
入居時 0円~6,000万円
月額 19.86万円~99.72万円
所在地 東京都杉並区下井草4-31-2
アクセス 西武新宿線「下井草」駅、または「井荻」駅より徒歩約5分
利用対象者
  • 原則65歳以上
  • 自立から要介護5まで
  • 24時間365日看護師・介護士が常駐!
  • 敷地内に病院を併設!
  • ターミナルケアにも対応!

介護に携わった人なら誰しもが聞いたことがあるであろう「ツクイ」が運営する介護付き有料老人ホームです。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門資格を持つ職員が常駐しているので、入居者一人一人に合ったリハビリを受けることができます。

重度の方や医療依存が高い人などに対する、個別のリハビリ相談も可能です。

介護士だけではなく看護師も24時間常駐しているので、緊急時でも安心です。

入居者2名に対し、介護スタッフ1名を徹底しており、手厚い介護サービスを受けることができます。

連携しているクリニックは施設内に併設されているので、常に的確な医療指示を受けることもできます。

病院だけではなく保育園も併設されているので、子持ちの介護スタッフも安心して働くことができるでしょう。

子供たちの元気な声は、入居者たちに笑顔も与えてくれます。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

介護予防の取り組みについては理解していただけたでしょうか?

近年、介護制度は整ってきてはいますが、いつまでも自立して健康的に生活できるのが一番ですよね。

そのため、早い段階から介護予防に取り組み、いつまでも元気に生活しましょう!

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