『かかりつけ医いないのですが、いないと問題はあるのでしょうか?』
『かかりつけ医がいると便利なことが多いと聞いたので、作り方を教えて欲しいです』
かかりつけ医がいると、体のことをしっかりと知ってもらえるのでとても頼もしいですよね。
ただ、引っ越しをしてしまったり、もともとかかりつけ医だった医院が潰れてしまったりとかかりつけ医がいなくなってしまう方もいます。
今回の記事では、かかりつけ医を作るメリットやかかりつけ医の作り方について解説します。
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かかりつけ医とは?
そもそも、かかりつけ医に明確な定義というのはありません。
一般的にかかりつけ医というのは、健康に関することを何でも相談でき、必要な時には専門の医療機関を紹介してくれる身近な医師のことを言います。
つまり、病気の診療をするだけでなく体に関する相談をすることやもっと適している病院を紹介してくれるなど、地域の保険や福祉の役割を担うだけの情報量が求められています。
かかりつけ医を作るメリット
かかりつけ医を作ることには様々なメリットがあります。
- 健康状態を知ってもらえている
- 効率よく医療機関を紹介してもらえる
- 時間を有効に使える
- 介護サービスを利用するときにも便利
これだけのメリットがあるので、一つずつ解説しますね。
健康状態を知ってもらえている
かかりつけ医には、健康状態や普段の状態などを知ってもらうことができるため、過去に患った病気を覚えてもらうことや家族がなった病気などを知ってもらうことができます。
体のことをしっかりと知ってもらうことで、的確なアドバイスをもらえますね!
効率よく医療機関を紹介してもらえる
自分自身では判断できないような症状を発症してしまっても、とりあえずかかりつけ医に相談することで、適切な医療機関を紹介してもらえます。
かかりつけ医がいない場合には、はしご受診をしてしまい、無駄な時間とお金を支払ってしまう可能性もあるので、かかりつけ医に相談できることはいろいろな面で節約になりますね!
時間を有効に使える
かかりつけ医というのは、大きな病院ではなく、診療所の医者のことが一般的ですので待ち時間も少なく診療してもらうことができます。
また、基本的には家から近い診療所をかかりつけ医としていることが多いので、診療所に行くまでの時間も短縮することができるという点がメリットですね!
介護サービスを利用するときにも便利
要介護認定をしてもらう際には、かかりつけ医に主治医意見書を書いてもらう必要があります。
また、主治医意見書は定期的に書いてもらう必要があるので、かかりつけ医のように信頼できる方のほうがいいでしょう。
介護サービスを利用することはないと思っている方もいるかもしれませんが、一つのメリットとして覚えておけばOKです。
かかりつけ医の作り方
次は、かかりつけ医の作り方について解説します。
ただ、先ほども言いましたが、かかりつけ医に明確な定義はないので、かかりつけ医の作り方についても明確な定義はありません。
自分が色々な病院に通っているうちに良いと思ったところをかかりつけ医として利用するのがいいでしょう。
今回は、かかりつけ医を選ぶ際に確認しておきたいポイントについて紹介します。
- 家から近いところ
- 説明がわかりやすい
- 専門医との連携をしている
- 相性が良い
これら4つに当てはまっている病院をかかりつけ医にするといいでしょう。
一つずつ解説しますね。
家から近いところ
どんなに些細なことでも相談に行けるくらいの近さがあることが重要です。
高齢者の方であればなおさらですが、遠くの病院だとちょっとのことでは行く気になりませんよね。
なるべく近い病院に通うことによって、些細な悩みでも相談しに行けるようになります。
ただ、働いている方であれば、職場の近くでもいいかもしれませんね!
その場合には転勤や退職によって行くのがおっくうにならないか考えてみましょう。
説明がわかりやすい
次は、医師の説明がわかりやすいかどうかです。
どれだけ近くても、医師の言っていることがわからなければ相談しても意味がありません。
また、患者にしっかりとした説明をすることができないというのは、技量が足りていないということもあり得ます。
自分の知識レベルで理解できるような言葉で解説してくれるような医師がおすすめです。
専門医との連携をしている
医師同士の連携がしっかりとしていて、むやみに診察をさせるのではなく、専門医を紹介してくれるような医師がおすすめです。
こればっかりは、何度も通ってみないとわからないのですが、レビューや口コミを利用して情報収集もしてみましょう。
相性が良い
最終的には、相性が重要です。
ネットでの評判がいいからといって、自分に合っているとは言えませんよね。
相手を知るためも何度か通ってみて相性を確認してみましょう!
かかりつけ医の重要性
かかりつけ医は、本人の持病や性格などをよく知っているので、健康に不安があれば簡単に相談することもできます。
また、病気になって際にも、最初に連絡すればいいのがかかりつけ医です。
このように、『どの病院に連絡すればいいの?』という悩みを持つことがなくなります。
とりあえずかかりつけ医に連絡をしておけば、専門医を紹介してもらえるので病気で悩むことはなくなるでしょう。
その他にも、要介護認定をしてもらう時に『主治医意見書』が必要になります。
主治医意見書はかかりつけ医が作成してくれるため、かかりつけ医がいなければ主治医意見書を書いてもらうことができません。
このように、病気や健康以外の介護面でもお世話になるということで、かかりつけ医がいかに重要なのか分かったと思います。
病院に行くことを嫌がる場合は?
医者嫌いの高齢者の方は少なくありません。
特に悪いところもないのに病院に行くように言われても、『どこも悪くないんだから病院に行く意味あるのか』という風に思ってしまいます。
ただ、医者に行かなければいけない理由があるということをわかってもらうことも必要ですよね。
そんな時には、『病気は気付いていないだけかもしれない』『健康について質問しに行くだけだから』と、病院に行く意味とメリットを本人に説明してあげましょう。
また、1人で行くことに不安を覚えている方もいるかもしれないので、できるだけ一緒に付いていってあげるようにしましょう!
まとめ
かかりつけ医は、気軽に健康状態を相談できる存在になるので、作っておくことをおすすめします。
介護が必要になったときにもお世話になるので、相性が良く、良い関係を築けそうな医者を選びましょう!