短期入所療養介護とは、医療型ショートステイと呼ばれ、医療ケアも受けることができるショートステイのことです。
最長で30日連続で宿泊利用をすることができ、医学的管理のもと介護サービスや医療処置を受けることができます。
自宅で療養生活をしている方に、人気の介護サービスです。
そこで今回は、短期入所療養介護について詳しく解説していきたいと思います!
短期入所療養介護のサービス内容や費用、メリット・デメリットなども説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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短期入所療養介護とは?
短期入所療養介護とは、介護老人保健施設などに短期入所して介護サービスを受けることです。
「医療型ショートステイ」とも呼ばれています。
通常のショートステイで受けられるような介護サービスに加え、医療ケアが提供されていることが特徴です。
医療機関の側面が強いため医師が必ず配置されており、看護師の割合も通常のショートステイよりも多くなっています。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職も配置されています。
そのため、短期入所療養介護では日常的に療養上の世話が必要な方や本格的なリハビリが必要な方、認知症の方などが入所対象者です。
短期入所療養介護が利用できる施設は以下の4つです。
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- 療養病床がある病院・診療所
- 老人性認知疾病療養病棟がある病院
上記の施設の空床を利用してサービスが提供されますが、短期入所療養介護の9割以上が介護老人保健施設で利用されています。
短期入所療養介護のサービス内容
短期入所療養介護では、通常のショートステイのサービスに加え医療ケアが提供されると説明しました。
療養上の世話が必要な方を対象としているので、医療ケアが中心に行われているように思われがちですが、そうではありません。
医師の指示のもと、介護・機能訓練・医療・生活支援などのサービスが提供されます。
具体的に提供されるサービスは以下の通りです。
- 病状確認や療養上の世話
- 医療機器の調整・交換
- リハビリ
- 認知症ケア
- 緊急時の受け入れ
- 急病時の対応
- ターミナルケア
- 日常生活上の世話・介護
- 生活相談・アドバイス
短期入所療養介護の利用料金
短期入所療養介護の利用料金は、利用する施設や要介護度によって異なります。
また、同施設でも居室タイプによって費用が変わることもあります。
施設ごとの利用料金を確認していきましょう。
短期入所療養介護のメリット・デメリット
短期入所療養介護にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
早速確認していきましょう。
短期入所療養介護のメリット
短期入所療養介護のメリットは以下の通りです。
- 医療ケアが必要な方が泊まりで介護サービスを受けることができる
- 理学療法士などから本格的なリハビリを受けることができる
- 孤立感の解消や心身機能の維持・回復が狙える
- 普段介護をしているご家族の休息期間となる
- 認知症ケアにも対応している
- ターミナルケアや看取り介護が可能
短期入所療養介護のデメリット
短期入所療養介護のデメリットは以下の通りです。
- 慣れない環境に戸惑ってしまうことがある
- ベッドが埋まっていると利用したいときに利用できない
- 介護保険の利用限度額がいっぱいになることがあり、他のサービスが使えなくなる
- 介護保険が適用されない実費が発生する(食費や日用品費など)
短期入所療養介護を利用するまでの流れ
では実際に、短期入所療養型介護を利用するとなったらどうすればいいのでしょうか?
利用までの流れは以下の通りです。
- 担当のケアマネージャーに相談
- ケアマネが施設に問い合わせる
- 利用者とそのご家族が施設を見学後、ケアマネが同席し施設スタッフと面談
- 主治医に診療情報提供書の作成を依頼し、ケアプランと一緒に施設に提出
- 施設が受け入れを承諾後、契約を結ぶ
- 利用開始
さまざまな手続きや他の方の予約状況もあるので、すぐに利用できないこともあります。
前々から利用したい日が決まっている場合は、はやめに予約しておくようにしましょう。
まとめ∼短期入所療養介護とは∼
最後まで読んでいただきありがとうございます。
短期入所療養介護については理解していただけたでしょうか?
プロに介護や医療ケアを任せることができて安心ですし、介護の休息時間を取ることもできます。
在宅で介護を行っている方は、このような宿泊サービスを度々利用するのもいいかもしれませんね。
短期入所療養介護の利用を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!
素敵な短期入所療養介護に出会えることを、心より祈っています!