『持病を持っているのですが、老人ホームに入居することは可能ですか?』
『今はまだ元気ですが、老人ホームに入居した後に病気になってしまったらどうなってしまいますか?』
老人ホームに入居する前にこのような悩みを持っている方はとても多いです。
特に老人ホームに入居する方は高齢者なので、少しの風邪でも大きな病気に発展してしまうこともありますね。
また、持病を持っている方も老人ホームに入居することができないのではないかと不安に感じていることでしょう。
この記事では上記の悩みを解決できるように書いているので、ぜひ参考にしてください。
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病気を持っていても老人ホームに入居することは可能?
結論から言ってしまうと、病気を持っている方でも老人ホームに入居することは可能です。
そもそもですが、高齢者であれば病気の一つや二つ持っていても仕方ないと思いませんか?
老人ホーム側も、高齢者なので病気を持っていても普通だと思っています。
持病を持っているからといって老人ホームに入居できないと悲しむ必要はありません。
ただし、日常生活に支障をきたすような重い病気や、人から人へ移ってしまうような感染症を持っている方は入居を拒否されてしまいます。
重い病気や感染症を持っている方は素直に病院へ行って、病気を治してから老人ホームに入居するようにしましょう。
老人ホームに入居している間に病気にかかってしまったら?
老人ホームに入居している間に病気にかかってしまうという方も少なくありません。
仮に重病にかかってしまって、入院しなければならないという状況になったとしても、すぐに老人ホームを追い出されるということはありません。
入院してしまった場合に、退去するかしないかは入居者側が選ぶことができます。
病院側は、病気の治療が終えればすぐに退去を命令してきます。
なので、治療をし続けなければいけないわけではないのであれば、老人ホームに戻ることは可能です。
老人ホーム側からは、すぐに退去命令が出ることはないと言いましたが、入院が長引けば老人ホーム側からも退去の申し出がされる可能性があります。
具体的には、入院期間が2ヶ月を越した頃から退去の手続きを申し出られることがあります。
ただし、すぐに退去しろと言われるのではなく、あくまでも最初は家族への退去の相談から入ります。
入居者第一に考えてくれるので、家族と入居者、老人ホームでしっかりと話し合いましょう。
入院してしまったときの老人ホームの料金はどうなる?
結論から言ってしまうと、入院をしている間にも老人ホームの月額料金は発生します。
ただし、介護費用や食費のような利用していないものは費用から除外してくれることもあります。
細かい料金設定は老人ホームごとに異なっているので、利用規約を読むか、直接老人ホームに尋ねてみましょう。
老人ホームの料金と入院費用の両方で支払いをしなければいけないので、支払いが困難になってしまうという方もいると思います。
そのような方もまずは、老人ホームに相談してみましょう。
入院が長引く可能性が高い病気
長期入院してしまう病気は数多くありますが、高齢者の方がなりやすい病気を紹介しておきます。
- 脳梗塞
- 脳卒中
- ガン
- 心臓病
- 糖尿病
これらの病気にかかってしまうとなかなか退院することができないので、早めに老人ホーム側と相談してこれからの方向性を決めましょう。
また、治ったとしても再発する可能性がある病気もあります。
長期的な目で老人ホームとの相談が大事になります。
介護療養型医療施設なら介護も医療もしっかりとしている
医療面でも介護面でもしっかりとしている老人ホームは『介護療養型医療施設』です。
介護療養型医療施設では、医師や看護師、介護福祉士や理学療法士などの資格者がたくさん勤務している老人ホームです。
医療施設としての側面が強い為、病気が怖いという方は介護療養型医療施設を利用するのも一つの手です。
ただし、手術のような大きなことを老人ホーム内ですることはできないので、脳卒中やガンになってしまうと入院する必要があります。
それでも、ほかの老人ホームよりは医療体制が整っているでおすすめです。
まとめ
いつまでも健康でいることが理想ではありますが、高齢者になると厳しい点もあるでしょう。
老人ホームは集団生活なので、インフルエンザやノロウイルスのような病気が流行り、感染してしまうと重症化して入院するということも多々あることです。
入院することになっても、退院できれば再び老人ホームに戻ってくることができます。
ただし、入院が長期化すると予想される場合は、できるだけ早めに老人ホームと相談することをおすすめします。