地域包括支援センターの役割とは?利用方法や働く専門家についても解説!

地域包括支援センター 役割-地域包括支援センターの相談員 在宅介護

地域包括支援センターとは、高齢者が過ごしやすい生活をサポートするために設置されている機関です。

名前は聞いたことあるけど、具体的に何をしているのか、どのような時に利用すればいいのか、わからない人は多いと思います。

そこで今回は、地域包括支援センターの役割について徹底解説していきたいと思います!

利用方法などもまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

地域包括支援センターの役割とは?

地域包括支援センター 役割-退去命令

地域包括支援センターの役割を知るには、まず地域包括ケアシステムについて理解しておく必要があります。

地域包括ケアシステムとは、要介護者が重度な状態となったとしても、住み慣れた地域で最期まで暮らすことができるよう、医療や介護などを提供できるようにするシステムです。

地域包括ケアシステムとは2025年を目処に構築されていますが、その中核となる期間がこの地域包括支援センターなのです。

地域包括支援センターは、市町村から委託を受けたNPOや民間企業、医療法人、社会福祉協議会、社会福祉法人、在宅支援センターの運営法人などが運営をしています。

地域包括支援センターは、地域の高齢者をはじめ、地域の介護に携わっている方々を伝えるため主に4つの役割を担っています。

  1. 介護予防ケアマネジメント
  2. 総合相談
  3. 権利擁護
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント

1.介護予防ケアマネジメント

地域包括支援センターでは、要介護認定において「要支援1~2」と判定された人や、これから介護が必要になってくる可能性が高い人を対象に、「介護予防ケアプラン」の作成を行っています。

介護予防ケアプランでは、身体状況の悪化を防ぎ、自立した生活が続けられるように支援を行ってくれます。

地域包括支援センター側が一方的にケアプランを作成するのではなく、要支援者などと話し合いながら決めていくので、希望に沿ったプランを作成することができるのです。

また、以下のような項目についての状況把握や、課題分析も行っています。

  • 歩行状態
  • 交通機関を使っての移動範囲・移動能力
  • 社会参加・対人関係・コミュニケーション
  • 健康管理
  • 精神状態(うつ、認知症等)

2.総合相談

地域包括支援センターは、医療や福祉に関する高齢者の相談に乗ります。

相談の内容次第では、解決に導くために、高齢者に必要なサービスや制度まで紹介してくれます。

「高齢者に必要なサービス=老人ホーム」といった考えの人が多いとは思いますが、在宅介護に関するご家族の悩み対しても解決まで導いてくれます。

初めて介護をする人は、わからないことや不安に感じる場面が多いでしょう。

「誰に相談すればいいのかわからない…」という人もいるとは思いますが、悩んでいるときは地域包括支援センターを介護相談の窓口として活用していきましょう!

3.権利擁護

高齢者の権利擁護を実現することも、地域包括支援センターの役割のひとつです。

権利擁護とは、高齢者の人が安心して暮らせるように様々な権利を守ることを言います。

具体的には、高齢者に対する詐欺などの金銭的搾取の対応や、高齢者虐待の防止・早期発見などに取り組んでいます。

また、成年後見制度の活用のサポートもしています。

成年後見制度とは、高齢者が法的な手続きや契約が難しくなったときに、周囲の人が後見人となって高齢者の財産を守るというものです。

4.包括的・継続的ケアマネジメント

地域全体の医療・保険・介護分野を連携させ、地域住民が必要となったときにいつでもサービスを提供できるようにしておくことで、高齢者の課題解決や調整に臨んでいます。

専門分野を連携させておくことは、高齢者にとって暮らしやすい地域を作るための第一歩なのです。

具体的には、以下のような内容を行っています。

  • 地域ケア会議の開催
  • 支援困難事例等への指導・アドバイス
  • 自立支援型ケアマネジメント

また、上記の項目以外に、地域のケアマネージャーを支援することも地域包括支援センターの役割のひとつです。

地域包括支援センターの利用方法は?

地域包括支援センターは地域によって呼び名が異なることもありますが、原則として市区町村に1つは設置されています。

地域包括支援センターを利用したことのない人は、事前に自分の自治体ではどこに設置されているのか調べておくといいでしょう。

場所や連絡先などは、地域包括支援センターのホームページで確認することができます。

どこの地域包括支援センターでも、無料で利用することができます。

地域包括支援センターはどこにあるの?

地域包括支援センターは市区町村に1つだけという決まりはなく、日常生活圏域での業務を担当しています。

日常生活圏域とは、人口2~3万人が住んでいるエリアで、大体中学校の学区くらいの大きさでしょう。

介護に関する相談窓口ですが、「地域の介護」に特化しているので別居している親の介護に関する相談であれば、親が住んでいる市区町村の地域包括支援センターに相談することになるので注意してください。

地域包括支援センターで働く専門家たち

地域包括支援センターでは、社会福祉士保健師主任ケアマネージャーの専門家が配置されています。

専門家たちはそれぞれの知識を活かし、地域包括支援センターの役割を果たしています。

具体的に対応している内容などを確認してみましょう。

社会福祉士 保健師 主任ケアマネジャー
対応する内容
  • 介護や生活支援
  • 消費者被害
  • 困難事例
  • 多問題家族
  • 虐待問題
  • 成年後見制度の利用援助
  • 健康
  • 医療
  • 介護予防
  • 地域支援事業
  • 虐待問題
  • 介護全般
  • ケアマネ支援
  • 相談
  • 困難事例
  • 多問題家族
  • 虐待問題
  • サービス事業者連携
  • 事業者の質の向上
解決するための連絡先
  • 行政
  • 専門機関
  • 保健所
  • 病院
  • 薬局
  • 介護サービス事業者

地域包括支援センターのメリットとは?

介護に関する相談を一貫して地域包括支援センターが対応できることが最大のメリットです。

地域包括支援センターでは、保健師・社会福祉士・主任ケアマネージャーがそれぞれの専門知識を持っているので、外部に力を借りずとも、センターが一つのチームとなって問題を解決してくれます。

高齢者虐待などに関する相談や通報も地域包括支援センターが受け持つことで、ご家族や地域の取るべき対策が明確化されます。

地域が取るべき対策が明確化するということは、高齢者が暮らしやすい街を作るということに繋がるでしょう。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

地域包括支援センターの役割については理解していただけたでしょうか?

高齢化が進む日本では、介護に関わる機会が必ず増えていくでしょう。

その際、相談できる場があるというのはとてもいいことですよね。

在宅介護サービスを利用する際には、必ず一度は行く場所でもあります。

まずは、自分の地域の地域包括支援センターがどこにあるのか確認しておくようにしましょう!

介護に関する悩みや不安が出てきたら、遠慮なく足を運んでみてくださいね!

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