老人ホームの基礎知識

独身なら安心して過ごせる老人ホームで暮らそう【身内がいなくても入れる?】

老人ホームの基礎知識

『独身のまま老後を迎えてしまった。家事をするのにも限界があるのですが、老人ホームを利用することは可能でしょうか?』

『老後2000万円必要と言われていますが、そんなにお金を持っていません。それでも老人ホームに入居できますか?』

このような悩みを持っていませんか?

定年を迎えて、老後のことを考える機会が多くなっていると思います。

この記事では、上記の悩みを解決できるように書いています。

ぜひ参考にしてください!

※本ページにはPRが含まれます。

老人ホームを利用するメリット・デメリット

そもそも、老後を迎えて老人ホームを利用するメリットとは何でしょうか?

  • 家事をしなくていい
  • レクリエーションで退屈しない日々を送れる
  • 老人ホーム内で友人ができる
  • 自立できなくなったとしても介護してもらえる

このようなメリットが挙げられますね。

独身の方であれば、家事を一人でこなす必要があり大変ですよね。

老人ホームに入居すれば、家事をすべて一人でやる必要はありません。

食事の提供や洗濯、買い物代行などのサービスを受けることができるため、家事をすることはほとんどなくなるでしょう。

また、レクリエーションのサービスも充実しており、毎日のように何かしらのイベントを開催している老人ホームが多いです。

もちろん参加したくない時は、参加しないという選択もできるので、とても過ごしやすいですね。

デメリットを挙げるとすれば、

  • プライベートの時間が極端に減る
  • 集団行動によってストレスを感じる
  • 自由度が少ない

このような点が挙げられます。

老人ホームに入るとどうしてもプライベートの時間は減ってしまいます。

個室に入居したとしても、食事の時間や見回りなどで介護士の方が部屋を回っています。

また、食事の時間が毎日固定で決められているため、集団行動を常に意識しなければなりません。

今までの生活と違うと慣れるまではストレスを感じてしまいますね。

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老人ホームの入居条件

老人ホームには入居条件があります。

老人ホームの種類ごとに細かい差もありますが、今回は一般的に決められている入居条件についてお話していきます。

  • 年齢
  • 要支援・要介護度合い
  • 病気の有無
  • 身元保証人の有無
  • 収入

これらの項目が一般的に入居条件とされています。

ここからは、より詳しく解説していきます。

年齢

老人ホームに入居するためには、原則として65歳以上と介護保険法で定められています。

例外としては、疾病を認められている場合です。

もし疾病が認められていると、40歳から老人ホームを利用することができます。

また、住宅型有料老人ホームのような介護を必要としていない方が老人ホームに入る場合も、65歳以下の方でも入居することができます。

要支援・要介護度合い

介護を必要としている老人ホームでは、要支援・要介護の認定されているレベルによって入居できるところと入居できないところに分かれます。

有名な老人ホームでいうと、『特別養護老人ホーム』は要介護3以上と認定されていないと入居が認められません。

自分の行きたいと思えた老人ホームに要支援・要介護の項目があるか確認してみましょう。

病気の有無

何らかの病気を患っている場合は、老人ホームに入居できない可能性があります。

基本的には、病気を治してから入居するという流れになります。

医療ケアに力を入れている『介護療養型医療施設』もあります。

介護療養型医療施設以外の老人ホームでは、介護士を常駐させている程度の医療レベルなので、急な容態の変化に対応しきれません。

持病を持っているのであれば、介護療養型医療施設に相談するか病気を治してから入居するか、どちらかにしましょう。

身元保証人の有無

独身の方が一番悩んでしまう原因としては、『身元保証人がいない』という点が挙げられます。

家族がいない場合は老人ホームに入れないのではないのかと悩んでしまう方もいるかもしれませんが、家族がいなくても老人ホームに入居することは可能です。

まず、保証人が必要な理由としては

  • 老人ホームの料金の支払い
  • 緊急時の連絡
  • 入院時や死亡時の対応

が理由です。

基本的には家族が身元保証人になります。

独身で家族が1人もいない場合は、民間企業が身元保証人になってくれるサービスを利用しましょう。

そうすることによって、老人ホームに入居することができます。

収入

老人ホームの利用料を支払うことができるかどうかを確認されます。

老人ホームに一度入居してしまうと、簡単に追い出すことはできません。

なので、老人ホームに入居する前にどのくらいの支払い能力があるのか、しっかりと見極められます。

確実に利用料を支払えると判断されると入居することができます。

老人ホームに相談に行く際は、資産や月収がわかるものを持っていくと話が速く進むでしょう。

老人ホームの金額

老人ホームの費用というのは、大まかに2種類に分けることができます。

  • 入居金
  • 月額

この2種類です。

入居金は、老人ホームに入居する際に支払わなければならない費用のことです。

入居金を必要としない老人ホームもあるので、まとまったお金を用意できない方でも悩む必要はありません。

老人ホームの種類によって異なりますが、入居金は『0円から数億円』の間で設定されています。

相場でいえば、数百万円となるでしょう。

月額は家賃と同じと考えてもらえればOKです。

大体20万円くらいが相場となっています。

安い老人ホームであれば5万円の支払いの場所もあります。

有料老人ホームに入居した際の金額例

有料老人ホームに入居した場合に必要な金額を、具体的に計算していこうと思います。

入居時:70歳
想定入居期間:10年
入居金:300万円
月額料金:20万円+雑費:3万円

このような条件で計算してみましょう。

300万円(入居金)+(10年×⦅23万円×12ヵ月⦆)=3060万円

10年間有料老人ホームに入居しているとなると、3000万円以上のお金が必要だということがわかりますね。

実際には年金によって3000万円貯める必要はないかもしれませんが、このほかにも病気になってしまったらお金が必要になります。

したがって、3000万円くらいの預金がないと有料老人ホームに入居することは難しいと言えますね。

老人ホームを利用する目的を考えよう

老人ホームに入居すると言っても、様々な理由があります。

そして、老人ホーム側にも様々な種類のサービスがあります。

もし、老人ホームを利用する目的がはっきりとしていないと、老人ホームに入ってから後悔してしまう可能性があります。

そうならないためにも、老人ホームを選ぶ前に『なぜ老人ホームに入居したいのか』しっかりと考えをまとめましょう。

独身の方は元気なうちに老人ホームを探そう

独身の方でなくても、早めに老人ホームを探すべきではあるのですが、独身の方は尚更早く探す必要があります。

家族がいる場合であれば、急に介護を必要としても老人ホームを探してもらうことができます。

しかし、家族がいないのであれば、自分ですべて探す必要があります。

介護を必要としてからでは、負担が掛かってしまうためできるだけ元気な時に入居したいと思える老人ホームの目星をつけておきましょう!

まとめ

独身の方でも、外部のサービスを利用して身元保証人を用意することは可能だと分かりましたね。

独身のまま老後を迎えてしまい、1人で将来の不安を抱えて生きている方もいるかもしれませんが、老人ホームに入居することで不安を軽減することができるかもしれません。

できるだけ元気なうちに老人ホームを探してみましょう。

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