老人ホームに入居する際に、持っていくべきものについて迷う人が多いです。
老人ホームに入居するとはいっても、家のように何でもかんでも持ち込めるわけではないので、取捨選択が必要となります。
この記事では、最低限持っていけば良いものを紹介しています。
プラスアルファで、あれば助かるものも紹介しているので是非参考にして下さい。
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老人ホームに入る際に絶対に必要なもの
早速ですが、老人ホームに入る際に持って置かなければならないものを紹介していきます。
契約時
老人ホームに入居する以前のお話ですが、入居する際にも必要なものはあります。
老人ホームにいきなり行って「今日から入れて下さい!!」と言っても入れてくれるはずありませんね。
ちゃんとした契約手続きが必要になるので、その際に必要なものを紹介します!
- 印鑑
- 印鑑証明
- 連帯保証人・身元保証人の印鑑
- 連帯保証人・身元保証人の印鑑証明
- 戸籍標本
- 住民票
- 診療情報提供書
参照:契約時に必要なもの
以上が契約に必要なものです。
印鑑や戸籍標本のような書類だけでは入居することはできず、健康状況の情報が必須になります。
なぜかと言うと、老人ホームは要介護レベルによって入れる施設が変わってくるからです。
当然、現在罹っている病気や以前罹っていた病気の状況の把握も必要ではあるのですが、要介護レベルも重要になります。
老人ホームに入ると決めたら直ぐに用意しましょう!
生活用品
老人ホームが全て用意してくれると思っている方もいるかもしれませんが、身の回りの道具はこちらで用意しなければいけません。
ここでは、最低でも用意して置かなければならないものを紹介していきます。
衣服
まずは衣服です。
「当たり前じゃないか…。」と思うかもしれませんが、どのくらいの服を用意すればいいか分かりますか?
目安として考えてほしいのですが、
- 外出用の服2着
- パジャマ4着以上
- 下着上下5着以上
- ズボン5着以上
- カーディガン2着
- スリッパ
このくらいは必要だと思って下さい。
「なぜこんなに多いの?」と思うかもしれませんが、汚してしまって1日に何度も着替えることになる可能性があるからです。
要介護レベルが高い方の介護をしたことがある方なら分かるかもしれませんが、段々と一人で食べることも難しくなってきますよね。
介護をしながら食べさせても、中々上手く食べてくれない事もあります。
その際に服にこぼれてしまうと着替えることになります。
もちろん、紙エプロンで対応してもらえますが、それだけでは対応しきれない場合もあります。
仕方ないと割り切って、衣服を用意しましょう。
洗濯は業者が行ってくれるため、気にする必要はありません。
スリッパは、老人ホーム内で歩き回るために必要になるので必ず1つは買っておきましょう。
また、施設内はフローリングが多く、滑りやすい可能性があります。
施設内が滑りやすいようでしたら、滑り止めのあるスリッパを購入しましょう。
注意点として、老人ホームに持っていく服は全て汚れてしまうと思いましょう。
ご飯をこぼしてし、服を汚してしまうのは日常茶飯事です。
なので、高価な服を用意するのではなく、安価で汚してしまっても良いような服を沢山用意しましょう。
その方が負担が少なくなります。
タオル
バスタオルとフェイスタオルの両方とも1週間分持っておくことを推奨します。
お風呂の際に使うので、バスタオルは1週間分必要なのは分かりますね。
フェイスタオルに関しては、どんな場面でも使えるため、多く持っておくにこしたことはありません。
タオルも、洗濯業者の方が洗ってくれるので洗濯に関しては心配する必要しなくて大丈夫です!
洗面道具
ここで必要なものをリスト化してきました。
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- コップ
- 耳かき・爪切り
- シャンプー・リンス
各1~2つで問題ありません。
歯ブラシや歯磨き粉は予備で2つ買っておけば、もしなくなってしまってもすぐに対応できるためおすすめです。
化粧水や乳液などの化粧品も必要であれば持っておきましょう!
食器類
老人ホームで食事をする際に使われるお皿が必要になります。
ただし、老人ホームによっては、食器も用意してくれている、もしくは紙のお皿での食事になるところもあります。
老人ホームに入ると決まった際に、その老人ホームの方に確認をしておきましょう。
- お皿
- お箸
- スプーン・フォーク
もし、老人ホームで使っているお皿やお箸などが合わないと感じたら、使い慣れているものに変えてもらいましょう。
お皿やお箸、スプーンは各1つずつ持っておけば問題ないでしょう。
万が一割れてしまったら、また同じものを購入すればOKです!
その他持っておくと良いもの
この部分は利用者の状況によって変わりますが、一応紹介します。
- 常備薬
- お薬手帳
- クッション
- ブランケット
- 介護保険証
- ティッシュ
- 車椅子
- 暇つぶしの道具
常備薬・お薬手帳
常備薬は言われなくても持っていくと思いますが、お薬手帳は持って行かない人が少なからずいます。
万が一、病気にかかってしまった時にお薬手帳がないと薬を処方してもらえない可能性があります。
常備薬と病気を治すための組み合わせが悪いかもしれないからです。
お薬手帳は忘れずに持っていきましょう。
クッション
基本的に座りっぱなしになるので、クッションがないと腰を痛めてしまう可能性があります。
また、要介護レベルが高い方だと寝たきり状態になりますが、寝ているときにもクッションのような緩衝材や床ずれ防止用具があると便利です。
寝たきり状態になってしまうと、段々と体の筋肉が衰えてしまいます。
最終的にほとんど筋肉がなくなり、ほぼ骨と皮だけの体になってしまいます。
ずっと体を動かさずにベッドの上にいると、お尻の皮が剥けてしまい痛みを感じるようになります。
痛みを感じていても自分ではどうしようもできないため、ずっと苦痛を味わうことになります。
そうならないためにも、クッションや床ずれ防止用具をひいてあげることが大事です。
ブランケット
要介護レベルが上がってくると段々と自分で動けなくなってきます。
部屋に空調があったとしても自分で操作することができません。
そんな時にブランケットのような物があると温度調節がしやすくなります。
また、レクルエーションなどで広場のような場所に集まったときにもブランケットをかけておくことで冷えを避けることができます。
介護保険証
65歳以上になり介護保険の第一保険者になると市区町村から交付されます。
また、40~64歳までの方でも、【要支援・要介護】認定されると市区町村から交付されます。
介護保険証は介護サービスを受けるために必須なので必ず受け取りましょう。
車椅子
要介護レベルが上がってくると、歩くこともできなくなってきます。
車椅子を老人ホームに置いておくことで、外に散歩に出かけることもできます。
また、老人ホーム内のレクリエーションに参加する際にも車椅子がないと移動できなくなるかもしれません。
要支援の段階では必要ないかもしれませんが、要介護と認定されてしまったら、購入を考えておきましょう。
暇つぶしの道具
老人ホームの中では、他の居住者とのふれあいやレクリエーションで時間をつぶすことができますが、一人で時間を潰したいと思うこともあるでしょう。
そんな時に時間を潰せるグッズがあると便利です。
定番アイテムはナンプレですね。
頭の活性化にも繋がりますし、良いことしかありません。
ナンプレじゃなくてもいいですが、何か一つ持って行くと良いでしょう。
家に残ってしまうものはどうしたら良いの?
老人ホームに入居する方が、一人暮らしをしていた場合、その家にあるものを全て老人ホームに持っていくわけにはいきませんよね。
すぐに捨てられるものばかりではないでしょう。
そんなときは、一時的にトランクルームを利用しましょう。
トランクルームにまとめておいておけば、一先ず安心です。
まとめ
老人ホームに入居する際に必要なものについて理解できたでしょうか。
老人ホームでもストレスを感じないように、なるべく家の状態に近づけてあげることが大事です。
できるだけ快適に過ごせるような環境作りを心がけましょう。