『普段は在宅介護をしてもらっているのですが、コロナの影響で在宅介護をしてもらえなくなることはあるのでしょうか?』
『在宅介護を継続してもらえるとしたら、どのような対策を行っているのか知りたいです。』
普段から在宅介護を利用している方は、このような悩みを抱えていることが多いです。
コロナの影響で在宅介護をしてもらいたくてもしてもらえないという状況になっていることもあるようです。
今回の記事では、在宅介護サービスのコロナに対する対策方法についてまとめています。
コロナになってしまうことが不安で在宅介護サービスを利用することができなかった方はこの記事を読んで、安心していただけると幸いです。
また、利用している方もコロナ対策方法を知って安心してもらえれば幸いです。
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どのようなコロナ対策をしている?
早速、介護サービスが行っているコロナ対策について確認しておきましょう。
まずは、全てのサービスで行われている対策方法を表にまとめたので、ご覧ください。
対策対象 | 対策方法 |
---|---|
手・指 | エタノール消毒 スクラブ剤による洗浄 |
差し込み便器 | 熱水消毒器 |
衣服類 | 熱水洗濯機で処理(80度) |
食器 | 自動食器洗浄機で洗浄(80度) |
まな板 | 洗剤で洗い、消毒 |
ドアノブ・便座 | 消毒用エタノールで洗浄 |
浴槽 | 洗剤で洗った後に温水で流し、乾燥させる |
カーテン | 洗濯 |
どこでもこのような対策はしてくれています!
次は、老人ホームごとにどのような対策方法を取っているのか確認していきましょう。
訪問介護
まずは、訪問介護について確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒
- 入室後うがい手洗い
職員の外出時
- サービス提供時にマスクを着用
- 外出後は、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
通所サービス
次は通所サービスについて確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒
- 入室後うがい手洗い
- 出勤から退勤までマスクを着用
職員の外出時
- 外出時には、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
訪問看護
次は訪問看護について確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒
- 入室後うがい手洗い
職員の外出時
- サービス提供時にマスクを着用
- 外出後は、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
入館制限
- 外部からの感染を防ぐために職員と入居者以外の入館を禁止(入居者の家族も不可)
- やむを得ず入館を許可した場合には、マスク、消毒を徹底
訪問入浴介護
次は訪問入浴介護について確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒
- 入室後うがい手洗い
職員の外出時
- サービス提供時にマスクを着用
- 外出後は、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
来訪や利用者に対して
- 37.5度以上ある方の利用をお断り
- 37.5度以上ある方の来訪をお断り
訪問リハビリテーション
次は訪問リハビリテーションについて確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
- 2週間の行動を管理者に報告
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒
- 入室後うがい手洗い
職員の外出時
- サービス提供時にマスクを着用
- 外出後は、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
ご家族や利用者に対して
- 37.5度以上ある方の利用をお断り
- ご家族の方はサービス中別室待機
- 利用者、ご家族の方ともにマスクの着用
短期入所生活介護サービス
次は訪問リハビリテーションについて確認してみましょう。
出勤前の健康チェック
- 検温と健康チェックの確認を必ず実施
- 37.5度以上あれば自宅待機
出勤時
- 事業所入口で手と指の消毒、マスクの着用(退勤時まで)
- 入室後うがい手洗い
職員の外出時
- サービス提供時にマスクを着用
- 外出後は、手や指の消毒を行い、うがい・手洗いの徹底
事業所の入館制限
- 37.5度以上ある方の利用をお断り
- 外部からの感染を防ぐため、職員と利用者以外の入館を禁止
- やむを得ず入館を許可した場合には、マスク、消毒を徹底
サービス時の対策
迎車時には、感染症状の有無が簡単に聞かれます。
症状の一部でもあると判断された場合には利用できないということを説明され、症状がない場合にはマスクをしてもらって乗車することができます。
施設についたら手洗いうがいを徹底して行っています。
飲食をするときにも、手洗いうがい、消毒を必ず行っています。
また、対面での食事はせずにできるだけ横並びでの食事を心がけています。
従業員にコロナ感染者が見つかってしまった場合は?
従業員にコロナ感染者が出てしまった場合には、利用者との濃厚接触の日時を確認し、リハビリを行ってくれていた従業員がコロナに感染してから2週間以上経っていればリハビリを引き続き受けることができますが、2週間以内に濃厚接触をしていたら一時的にサービスを利用することができなくなってしまいます。
また、感染している可能性があるので他の介護サービスも基本的には利用できないので注意が必要です。
まとめ
コロナの影響は在宅介護サービスにもあり、中にはサービスを完全に行っていないような場所もあります。
また、集団感染を起こしてしまった特別養護老人ホームもあるので、この記事で説明してきた対策を行っても完璧に感染を対策することはできません。
人と人の関わりなので、感染してしまうリスクがあることを忘れずに利用するようにしましょう。
最低限、マスクの着用はすることをおすすめします。