老人ホームの中でも恋愛はある?【家族が恋愛している時にできること】

コラム

『親が老人ホームに入居することになったのですが、入居者同士の恋愛があるということを聞いて驚いています。老人ホームでの恋愛というのは本当にあるのでしょうか?』

親が老人ホームに入居する際にこのような質問をいただくことがあります。

結論から言ってしまうと、老人ホーム内でも恋愛感情が芽生えることは普通のことです。

確かに、母親や父親の恋愛を見なくてはいけないというのは複雑な思いもあると思いますが、人間の欲求は止めることができません。

というわけで今回の記事では、自分の親が老人ホーム内で恋愛をしてしまったときの対処方法や心構えについて解説します。

ぜひ参考にしてください!

老人ホームで恋愛をすることは普通のこと

まずは、大前提として『老人ホーム内で恋愛感情が芽生えることは仕方のないこと』という点についてお話します。

というのも、人というのは死ぬまで感情を失うことはありません。

喜怒哀楽と同じように恋愛感情についても例外ではないです。

また、老人ホームに入居されている方は、結婚相手を亡くしていることも少なくないので『寂しさ』を感じてしまうことが人一倍あります。

そのような気持ちを紛らわすために、ほかの入居者と仲良くなることもあるようです。

若い方でも高齢者の方でも、感情の部分については大して差はありません。

『親の恋愛なんて見たくない』という方もいると思いますが、寛容な目で見てあげられるようにしましょう。

老後の恋愛にはメリットがある

老人ホーム内で恋愛をすることには大きなメリットがあるということも覚えておきましょう。

人間の脳は、人を想うことで活性化されるのです。

活性化されることによって、日々の意欲向上にもつながり、生活全体をより良いものにしてくれる可能性が秘められています。

毎日のように人と話すことになるので、認知症ケアにもつながるのが良い点ですね!

このような体験談もあるようです。

結婚相手を失ってしまったAさんは、老人ホームに入居してからも毎日のように部屋に閉じこもっていて、誰とも話そうとしませんでした。
施設の方が話しかけてもほとんど返事は帰ってこないということが日常でした。
このような日々が続いて、数か月後にレクリエーションに参加してもらったときに転機が訪れました。この時に一緒に参加していたBさんに対して好意を持つようになって、それからは徐々も部屋から出てくるようになり、Bさんと笑いながら話せるようになりました。

このように、老人ホーム内で恋愛をすると塞ぎ込んでいた方も徐々に元気を取り戻せるようになるのです。

他にもこのような実体験を聞いています。

交通事故によって体が不自由になってしまったCさんが老人ホームに入居しました。
体が思うように動かないことから介護士の方に強く当たってしまうような方だったのですが、同じように交通事故で入居してきたDさんと出会って変わりました。
CさんはDさんと出会うまでリハビリもしようとしなかったのですが、Dさんと出会い、不自由なところや辛い部分などを共有し、話していく中で意気投合していたようです。
そして、CさんとDさんはそろってリハビリを始めたのです。CさんとDさんがしっかりとリハビリに参加していてとてもうれしく思います。

このように、同じ痛みを持っていて、それを共有することで仲が深まることもあるようですね。

これらの実体験を見てもらえれば、老人ホーム内での恋愛は悪いものだとは思えませんが、逆にトラブルになってしまったケースもあるようです。

次は、老人ホーム内での恋愛トラブルについて解説します。

老人ホームで起きた恋愛関連のトラブル

老人ホーム内で起きたトラブルというのは以下の3つです。

  • 職員に対するセクハラ
  • ストーカー行為
  • 三角関係

これらについて解説します。

職員に対するセクハラ

老人ホーム内での恋愛対象が、ほかの入居者ではなく介護士さんになってしまうことも少なくはありません。

自分の体の世話をしてくれているから勘違いしてしまうこともあるようです。

急に胸を触ったり、抱き着いたりなど問題になり、トラブルに発展してしまうということもあります。

介護施設側は虐待と判断されては困るために、入居者に強く言えないという問題もあり、介護士が耐えられなくなってやめてしまうことも。

ストーカー行為

次は、入居者同士の恋愛であることなのですが、夜間に自分の部屋を抜け出して好きな相手の部屋に忍び込んでしまうこともあります。

急に入ってきたら誰しもびっくりしてしまいますし、入られてしまった側は怖がってしまうでしょう。

老人ホーム内でのストーカー行為というのは実際にあり、ストーカー行為をされた側の女性は『早く老人ホームを出たい』とおびえる日々になってしまったこともあるようです。

ストーカー行為をした側の方も強制退去させられてしまう可能性があるので気を付けましょう。

三角関係

老人ホーム内には、複数人の男女がいますね。

AさんとBさんがCさんのことを好きになってしまい、AさんとBさんの間で喧嘩が発生してしまうということが問題になったことがあります。

複数人の入居者がいるので仕方のないことではありますが、このように喧嘩をするようになってしまうと、意図的に話ができないようにされてしまうので、結果として認知症が進んでしまうことにもつながります。

家族が注意するべきこと

ここまで見てきてもらえばわかったと思いますが、老人ホーム内での恋愛にはメリットもデメリットもありますね。

そんな中で入居者の家族の方ができることをまとめましたのでぜひ参考にしてください。

  • 温かく見守る
  • 老人ホームの職員と相談する

詳しく解説します!

温かく見守る

まずは、恋愛を否定せずに優しく温かく見守ってあげることが大事です。

恋愛をしている間は嫌なことを忘れられるという方や、認知症の予防になるという方もいます。

最初から否定してしまうと喧嘩になりかねないので注意が必要です。

ただし、優しく見守るだけではなく、危険因子となるものがないか注意深く観察することも大事です。

親の恋愛には拒否感を覚える方も少なくありませんが、先も短いということを考えて好きにやらせてあげましょう。

老人ホームの職員と相談する

とは言っても、好き放題やらせた結果としてトラブルが発生してしまったら最悪ですね。

なので、恋愛しているということがわかったら、老人ホームの職員の方に相談をしてみましょう。

介護士の方であれば、毎日の進捗がわかります。

逐一報告してもらえるような体制を整えると安心ですね!

まとめ

老人ホーム内での恋愛というのは普通にあり得る話ですので、親が恋愛をしているからといって否定的になることはやめましょう。

恋愛によってメリットもデメリットも発生してしまうので、注意深く観察することが大事です。

トラブルに発展しないように老人ホームの職員の方としっかりと相談しておきましょう。

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