『見学をしてみて、入りたいと思える老人ホームに出会えました。入居契約する前に体験入居はするべきですか?』
このような悩みを持っていませんか?
結論から言ってしまうと、体験入居は必ずしてください。
体験入居をする理由を解説していきます。
体験入居が面倒だと感じている人は必ずこの記事で体験入居の意味を理解しましょう。
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体験入居とは?
そもそも、体験入居って何ですか?という方もいるかもしれませんね。
体験入居とは、老人ホームに入居する際に必要な入居金や初期費用を一切必要とせずに、一定期間入居することができるサービスです。
多くの老人ホームが体験入居を提供しています。
体験入居をするメリット
体験入居をするメリットはたくさんあります。
- 体験入居をする老人ホームの一日の流れを経験できる
- 食事が合っているか確認できる
- サービス内容を再確認できる
- ほかの入居者を知ることができる
この4点について説明していきます。
体験入居をする老人ホームの一日の流れを経験できる
老人ホームでは、一日のスケジュールが決められています。
例えば、朝食は7時、昼食は12時、夕食は18時のように決められています。
入居者の方の生活リズムが合っているか確かめることができますね。
ほかにも入浴の時間やレクリエーションの時間が定められているため、自分に合っている老人ホームなのかはっきりとわかります。
食事が合っているか確認できる
食事というのは毎日3回必ず取ることになります。
これは老人ホームに入居している間はずっと続きます。
それなのに食事が口に合わないようであれば、毎日が苦痛になってしまいます。
また、日によってどのくらいの差があるのかチェックするべきでしょう。
毎日同じような献立では飽きてしまいますから、周りの様子も見ながら確認してきましょう。
サービス内容を再確認できる
パンフレットやインターネットの情報だけでは、わからない部分もあります。
しかし身をもって経験することによって、サービス内容の再確認ができますね。
『体験入居している間だけ優しくしてくれているのかもしれない』と疑う方もいるので、ほかの居住者への対応も見てみましょう。
普段の接し方がすぐにわかるのでおすすめです。
ほかの入居者を知ることができる
その老人ホームの居住者への対応を見るだけでなく、その居住者自体も見るようにしましょう。
老人ホームというのは、会社や学校と同じように一つの社会が形成されています。
そのような社会が形成されているということは、喧嘩やいじめのようなことが起きていてもおかしくありません。
実際に、老人ホームでいじめや喧嘩が起きているところもあります。
いきなりレクリエーションに参加する勇気はないかもしれませんが、居住者の仲の良さを見るためにも参加してみましょう。
体験入居をするべき人はどんな人?
結論から言ってしまうと、『全員行くべき』です。
ただし、行きたいと心から思える老人ホームに出会えた時に行くようにしましょう。
体験入居というのは、『ほとんど入居を決めているけど最終確認がしたい』という方向けに行われているサービスです。
気になっている老人ホームすべてに体験入居することはやめましょう。
体験入居の期間
だいたい一泊から一週間程度です。
最長で三か月間体験入居をすることができる老人ホームもあるようですね。
おすすめの体験入居期間は一週間程度です。
一日二日では雰囲気はつかみにくいので、一週間程度体験入居してみましょう!
体験入居をする際の持ち物
- 体験入居の費用
- 健康診断書
- 介護保険被保険者証
- 健康保険証
- 現在受けている介護サービスがわかるもの
- 生活用品
- 常備薬
- 介護用品
費用に関しては、入居したいと考えている老人ホームに直接訪ねましょう。
だいたい一泊当たり数千円から1万円強くらいが相場となっています。
体験入居中に見るべきポイント
体験入居中に見るべきポイントをまとめました。
- 老人ホームの雰囲気
- サービスの様子
- 食事の内容
これらについて解説していきます。
老人ホームの雰囲気
入居者と介護士の方の関係を最初に確認しましょう。
一日二日ではわかりにくいかもしれませんが、一週間滞在することで見えてくることもあります。
また、ほかの入居者同士の関係も見ることができるとさらにいいですね。
喧嘩やいじめが起きていないか、入念に模索しましょう。
サービスの様子
サービス内容と言っても択さなりますよね。
基本的な介護付き老人ホームのサービス内容は、
- 入浴介助
- 食事介助
- 排泄介助
- リハビリ
- レクリエーション
などです。
これらのサービスが満足のいく形で行われているか、体験することによって理解することができます。
入浴介助
体験居住中でも入浴介助をしてもらうことは可能です。
丁寧な対応をしてもらえるか、確認しておきましょう。
食事介助
食事は一日に三回もあるため、重視して確認するべきポイントです。
無理して食べさせてくるような介護士の方もいるので、自分のペースでご飯を運んでくれるか確認しましょう。
排泄介助
排泄も一日に何度もあることです。
排泄時に雑な対応をされると困る方も多いはずです。
排泄介助が必要な方であれば、一番注目するべきポイントと言っても過言ではありません。
リハビリ
まず、リハビリ施設がついているのか判断しなければなりませんね。
リハビリも食事と同じで、自分のペースでやらせておらえない可能性があります。
また、良質な老人ホームでは、個人的なリハビリ方法を教えてもらえます。
個人のリハビリ内容を教えてもらえないようであれば、『教えてください』と申し出てみましょう。
レクリエーション
レクリエーションに強制参加させている老人ホームもあるようです。
嫌だと言っているのにもかかわらず参加させているようなことがないか確認しましょう。
食事の内容
一週間もいれば、パターンがすこしだけわかるようになりますね。
同じような食事が毎日並んでしまうようだと、その老人ホームで数年間以上暮らすことが嫌になってしまいます。
味付けや盛り付け方にこだわりがあるかどうかも確認しておきましょう。
まとめ
体験入居時に見るべきポイントをおさらいしておくと、
- 老人ホームの雰囲気
- サービスの様子
- 食事の内容
です。
これだけ見ればいいわけではないですが、最低限以上の項目は見ておきましょう!