在宅介護サービスの利用を検討していたら、デイケアとデイサービスってよく聞きますよね。
よく似た名称ですが、この2つのサービスはどう違うのでしょうか?
そこで今回は、デイケアとデイサービスの違いを徹底解説していきます!
どちらかを選ぶ際、ニーズにあったサービスの選び方も特別に伝授しちゃいます!
ぜひ最後まで読んでみてください!
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デイケアとデイサービス、特徴の違いは?
デイケアとデイサービスはとてもよく似た介護サービスですが、サービス内容が少し異なってきます。
それぞれどのようか介護サービスえお提供しているのか、確認してみましょう!
デイケアの特徴
デイケアとは、自宅にいる要介護者が、介護老人保健施設などの施設に通い、必要なリハビリテーションを受ける介護サービスのことです。
一般的にデイケアと呼ばれており、正式名称は「通所リハビリテーション」にあたります。
デイケアは、施設においてリハビリや食事などを提供し、利用者の心身機能の維持・回復を目的としています。
リハビリテーションだけでなく、入浴や食事、施設への送迎もサデイケアのービス内容です。
これらのサービスは、通所リハビリテーション計画に基づいて行われています。
デイサービスの特徴
デイサービスとは、自宅で生活している利用者が、日帰りで受けられる介護を提供するサービスです。
一般的にデイサービスと呼ばれているサービスが、通所介護にあたります。
施設で受けられるサービスには、入浴・食事などの生活支援や、生活機能向上のための機能回復訓練などがあります。
自宅で生活するにあたっての悩み相談や健康確認、送迎などもサービスの一環です。
デイケアとデイサービス、料金の違いは?
サービス内容が違えば、料金も異なってきますよね。
デイケアとデイサービスのそれぞれの料金を見ていきましょう!
デイケアの料金
デイケアの料金は、利用時間や要介護度で変わってきます。
実際にかかる料金は以下の通りです。
(1回につき) | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
---|---|---|---|---|---|
1~2時間未満 | 331円 | 360円 | 390円 | 419円 | 450円 |
2~3時間未満 | 345円 | 400円 | 457円 | 513円 | 569円 |
3~4時間未満 | 446円 | 523円 | 599円 | 697円 | 793円 |
4~5時間未満 | 511円 | 598円 | 648円 | 795円 | 905円 |
5~6時間未満 | 579円 | 692円 | 803円 | 935円 | 1,065円 |
6~7時間未満 | 670円 | 801円 | 929円 | 1,081円 | 1,231円 |
7~8時間未満 | 716円 | 853円 | 993円 | 1,157円 | 1,317円 |
※1単位=10円の場合
地域や施設によって変動はありますが、どこの施設でも別途食事代やサービス加算費がかかります。
デイサービスの料金
デイサービスの料金も、利用時間や要介護度、施設によって変動します。
実際にかかる料金は以下の通りです。
(1回につき) | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
---|---|---|---|---|---|
3~4時間未満 | 364円 | 417円 | 472円 | 525円 | 579円 |
4~5時間未満 | 382円 | 438円 | 495円 | 551円 | 608円 |
5~6時間未満 | 561円 | 663円 | 765円 | 867円 | 969円 |
6~7時間未満 | 575円 | 679円 | 784円 | 888円 | 993円 |
7~8時間未満 | 648円 | 765円 | 887円 | 1,008円 | 1,130円 |
8~9時間未満 | 659円 | 779円 | 902円 | 1,026円 | 1,150円 |
※通常規模型通所施設の場合
※1単位=10円の場合
デイサービスも上記の料金とは別に、食事代やサービス加算費がかかります。
デイケアとデイサービス、人員基準の違いは?
介護サービスを提供する事業所では、必ず配置しなければならない職種や人数が決められています。
その人員基準を満たしていないと、サービスを提供することはできないのです。
では、デイケアとデイサービスの人員基準はどのようなものなのでしょうか?
両者に違いはあるのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
デイケアの人員基準
デイケアで働いている職員は以下の通りです。
- 医師
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のうち1人
- 看護師、准看護師
- 介護職員
医師1名と理学療法士などの専門職1名は常勤しなければなりません。
看護師、准看護師、介護職員は提供するサービス内容によって配置人数を変動することができます。
デイサービスの人員基準
デイサービスで働いている職員は以下の通りです。
- 管理者
- 生活相談員
- 機能訓練指導員
- 看護職員
- 介護職員
管理者と機能訓練指導員は常勤で、各職1名以上いなければいけません。
生活相談員、看護職員、介護職員は、施設がサービスを提供する時間数や利用者定員によって配置人数を変動することができます。
デイケアとデイサービス、結局どっちがいいの?
特徴、料金、人員基準と様々な違いを紹介してきました。
でも、結局デイケアとデイサービスではどちらがいいのでしょうか?
そのような場合は、施設を選ぶ際に最も重視したいポイントを基準に選んでいきましょう!
料金で選ぶならデイサービス!
なるべく料金を安く抑えたいのであれば、デイサービスをオススメします。
デイサービスと比べ、デイケアの方が細かく時間が区分されているため、同じ時間分利用しても高くついてしまいます。
その差は100円にも満たない料金かもしれませんが、毎日利用していれば差額も大きな金額になっていきますよね。
少しでも料金を抑えたいと考えているのであれば、このように小さな金額でも意識するのが大切かもしれません。
医療ケアを受けたいならデイケア!
退院後のリハビリを考えていたり、体調の変化が激しかったりする人は、医療ケアも受けられるデイケアがオススメです。
デイサービスとは違い、デイケアでは医師が常勤しています。
健康チェックや、リハビリ中に万が一のことが起きても、すぐに対応してもらうことができます。
また、理学療法士などの国家資格を持った職員たちも常駐しているので、より専門的なリハビリが受けられることもメリットです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
デイケアとデイサービスの違いは理解していただけたでしょうか?
今回の記事を読んで分かったとは思いますが、両者に大きな違いはありません。
ですので、利用者本人とご家族がなにを重視して介護サービスを選ぶのか、しっかり話し合っておくことが大切です!
また、デイケアとデイサービス以外にも、様々な在宅介護サービスがあります。
本人とご家族にピッタリの介護サービスが見つかることを心より祈っています!