認知症疾患医療センターとは?種類や役割を解説

認知症について

『母親が認知症になってしまったのですが、どうしていいかわかりません。』

親が認知症になってしまったときにどうしていいのかわからなくなってしまう方が多くいます。

そんな時に気軽に相談しに行ける場所として、認知症疾患医療センターというものがあります。

今回の記事では、認知症疾患医療センターについて説明いたします。

認知症疾患医療センターとは

認知症疾患医療センターとは、認知症の方とその家族の方が住みなれている地域で生活するための支援として、東京都が指定している病院に設置しているものです。

認知症の鑑別診断、地域の医療機関の紹介、身体や認知症に対する相談を行う専門的な医療機関が認知症疾患医療センターです。

東京都が定めているため、東京都以外には設置されていません。

認知症疾患医療センターが設置されている病院は『とうきょう認知症ナビ』から確認することが可能です。

利用を考えている方はぜひ参考にしてください。
また、認知症疾患医療センターには以下の3種類あります。

  • 基幹型
  • 地域型
  • 連携型

簡単に解説します。

基幹形

主に総合病院に設置されています。

検査機器や入院の設備が整っており、認知症以外の病気にも対応できるのが特徴です。

地域型

主に精神病院に設置されています。

検査機器や入院体制は整っていないので、ほかの医療機関と連携して対応することになります。

連携型

検査や入院の設備がない施設です。

ただし、しっかりとした連携体制をしているので、ほかの医療機関との対応は早いです。

認知症疾患医療センターの役割

認知症疾患医療センターにはいくつかの役割があります。

  • 専門医療の相談
  • 鑑別診断や治療方針の相談
  • 身体合併症への対応
  • 地域の関連機関との連携

これらが認知症疾患医療センターの役割です。

一つずつ簡単に解説します。

専門医療の相談

認知症の方やその家族の方からの相談に乗ってくれます。

また、グループホームのような認知症の方を介護する老人ホームに関わっている方からの相談にも対応しています。

認知症に対する専門的な知識を持っている方が、治療や介護についての相談を受けてくれるのが一つ目の役割です。

鑑別診断や治療方針の相談

鑑別診断について少しだけ解説しておくと、

症状を引き起こす疾患を絞り込むために行う診断。症状が他の要因から起こっていることを否定し、疾患を正確に診断するために必要。参照:アルメディアWEB

です。

他にも、血液検査や心理検査などの検査をしてもらえます。

検査の結果に応じて、適切な医療機関の紹介をしてもらえ、介護や生活支援の体制を整える手伝いをしてもらえます。

これが認知症疾患医療センターの2つ目の役割です。

身体合併症への対応

身体合併症が見られる場合には、治療の手続きや入院の受け入れなどをしてもらえます。

仮に、その病院に入院できなかったとしても、提携している医療機関で対応可能な場所を確保してもらうことも可能です。

これが認知症疾患医療センターの3つ目の役割です。

地域の関連機関との連携

地域にある医療機関や地域包括支援センターなどとの連携をしています。

そのため、介護や医療などの情報の共有をしてスムーズな対応をしてもらえるでしょう。

これが認知症疾患医療センターの4つ目の役割です。

認知症疾患医療センターを探す方法

認知症疾患医療センターを探すためには、地域包括支援センターに連絡をして相談することが必要です。

地域の関連機関との連携がなされているので、相談するだけでも認知症疾患医療センターを紹介してもらえます。

地域包括支援センターに行くのが大変だという方は、電話で問い合わせることも可能ですので、一度試してみましょう。

認知症疾患医療センターを受診する方法

認知症疾患医療センターを利用するためには、医療機関からの紹介状が必要になることがあります。

かかりつけ医がいる場合にはその医者の方に相談してみることがおすすめです。

かかりつけ医がいない場合には、認知症疾患医療センターに直接電話して問い合わせてみましょう。

まとめ

認知症疾患医療センターでは、様々な治療や介護の相談を行うことができます。

地域と密接な関係があるため、認知症疾患医療センターを利用する方も、そのご家族の方も安心できるという点が大きなメリットでしょう。

事前予約を必要としていることもあるので、一度確認してみることをおすすめしています。

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