「入居契約書に退去要件ってあったけど、いきなり退去させられるときってあるのかな?」
と、不安に思っている人はいませんか?
たしかに、契約書に退去要件なんて書かれていたら不安になってしまいますよね。
しかし、理不尽な理由で老人ホームを退去させられることはありません!安心してください!
とはいっても、老人ホームは集団生活のため、規則が守れなかったら退去勧告を受けることも…
今回は、そんな「老人ホームを退去しなければいけないとき」を徹底的に解説していきます!
最後には、実際に退去を経験した人の口コミも集めましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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老人ホームを退去しなきゃいけないときってどんな時?
老人ホームへ入居する際に結んだ契約は、「終身利用」を約束するものではありません。
家族や施設スタッフの申し出や、施設の経営状況によっては退去勧告を受ける場合があります。
退去要件は、入居の際に記入する入居契約書に記載されているので、しっかり確認するようにしましょう。
施設によって退去要件は違いますが、退去を命じられるときは以下のシチュエーションのようなときです。
- 既定の退去要件に該当したとき
- 本人や家族が退去を望んだとき
- 経営不振でホームが倒産するとき
退去要件は4つ!
施設によって退去要件は異なると言いましたが、よくある退去要件は以下の4つです。
- ホーム内での迷惑行為
- 費用の滞納・未払い
- 重度な医療が必要になった
- 入居者の長期入院
①ホーム内での迷惑行為
他の入居者や職員に対し、危害を加えたような場合は退去を命じられます。
ホーム内の迷惑行為は、認知症が原因であることが多いです。
認知症によって、危害を及ぼす可能性が高い場合も同様です。
通常の介護で防止することができなくなってしまうため、退去勧告を受けてしまいます。
認知症でなくても、もともとの本人の性格や、生活環境の変化によるストレスも迷惑行為の要因でもあります。
②費用の滞納・未払い
月々の費用が支払えなくなった場合も退去を命じられます。
本人の経済状況は入居時に確認されますが、高齢者の主な資金は年金や今までの貯金などで、新たな収入はほぼありません。
経済状況が変化し、施設の費用を支払えなくなるなんてこともあります。
もし、本人が支払い不可能になった場合は、契約時に取り決めた連帯保証人や身元引受人に支払いが要求されます。
③重度の医療行為が必要になった
提携先の病院があったとしても、ホーム内で高度な医療行為を受けることはできません。
もし、身体状況が悪化して、高度な医療行為が必要となった場合は撤去を命じられる可能性があります。
持病などがある人は、事前にどの程度の医療行為まで老人ホームで行ってくれるのか確認しておきましょう。
④入居者の長期入院
長期にわたり、部屋を空けていると退去を命じられます。
一般的に長期とは3か月以上を指し、3か月以上入院は施設への復帰が難しいと判断されてしまいます。
退去時に注意すべき2つのポイント
退去時に注意しておくべきポイントを2つ紹介します。
- 返還される費用があるかも!
- 部屋を原状回復しなければいけない!
①返還される費用があるかも
入居一時金を払っていた場合、入居期間に応じてお金が返ってくる場合があります。
返還金の詳細は契約書に記載されているので確認しておきましょう。
返還金の計算方法
入居一時金 | 3,000万円 |
---|---|
初期償却 | 20% |
償却期間 | 5年で毎月均等償却 |
以上の場合で、計算してみましょう!
入居と同時に償却される金額 3,000万円×20%=600万円
その後毎月償却される金額 (3,000万円-600万円)÷(5年×12か月)=40万円
したがって、入居から2年後に退去する場合は、
3,000万-600万-(40万×2年×12か月)=1,440万円
が退去時に未償却分として返還される金額となります。
②部屋を原状回復しなければいけない!
契約書に「通常の使用に伴い生じた居室の損耗を除き、居室を原状回復すること」と記載されていることが多くあります。
自然な老朽化に伴う損傷はホーム側が負担してくれますが、入居者が故意的に損傷や紛失させてしまった場合は、入居者の責任となります。
原状回復の規定については、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考としている老人ホームが多いです。
一度確認しておきましょう。
参考 国土交通省:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
実際に退去を経験した人の声!
義理の母が高齢のため老人ホームに入居しました。
私は日中仕事をしていたので、ホームに預けることができて安心し、母も毎日楽しそうに生活していました。
しかし、高齢のためか、嚥下機能が低下をし、肺炎を患ってしまいました。
24時間、痰の吸引が必要になりましたが、当時入居していたホームは日中しか看護師さんがいなく、夜中に付きっきりで看病してくれる人はいませんでした。
しかし、痰を吸引しないと命にかかわってしまうので、24時間医師や看護師さん常駐の老人ホームに転居することにしました。
父が老人ホームで体験した話です。
父が入居していた老人ホームは、ある程度自立のできる方が多く、認知症の方などはいないようでした。
しかし、ある日から他の入居者の様子がおかしくなり、認知症と診断されたようです。
認知症NGのホームではなかったのでそのまま生活していたようでしたが、行動も少し荒くなり、スタッフの人たちも大変みたいでした。
しばらくは大きな問題はなかったようですが、徘徊をするようになってしまい、手に負えなくなってしまったそうです。
徘徊が見え始め、他の入居者の方にも危害が及ぶ可能性が出てきたので、その方には退去をしていただいたそうです。
退去を命じられてしまったら…在宅介護サービスを利用しよう!
体調や認知症が悪化してしまって退去しなくてはいけなくなってしまったり、人間関係があまり上手くいかず退去したりする人と、退去理由は人それぞれです。
しかし、退去せざるを得なかったからしただけであり、今後も介護が必要なことには変わりないですよね。
老人ホームを退去してしまうと、今後の介護をどうすればいいのか悩んでしまうと思います。
そんな方は、在宅介護サービスを利用してみるのはいかがでしょうか?
在宅介護サービスを利用すれば、自宅にいながらもプロの介護を受けることができ、何不自由なく日常生活を送ることができます。
ではここで、主に利用されている在宅介護サービスを紹介していきます!
一緒に確認していきましょう。
- 訪問介護
- 訪問入浴介護
- 訪問看護
- 訪問リハビリテーション
訪問介護
訪問介護とは、ホームヘルパーが要介護者などの自宅を訪問し、利用者が必要としている介護を提供するサービスです。
サービスを行う人は、訪問介護員といい「介護福祉士」や「ホームヘルパー」を指します。
ホームヘルパーとして働けるのは、「介護福祉士」「介護員養成研修修了者」「介護職員初任者研修修了者」など、専門的な知識を持ち資格を取得した人たちです。
訪問介護では、「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3つのサービスを行ってくれます。
「身体介護」では、主に食事介助・排泄介助・着脱介助・入浴介助が主なサービス内容です。
「生活介助」では、洗濯・掃除・買い物など、日常生活に必要な支援を行ってくれます。
「通院等乗降介助」では、通院の際に必要な乗車や降車を介助するサービスのことです。
訪問入浴介護
看護師や介護職員が、巡回入浴車で自宅を訪問し、入浴介助してくれるサービスです。
自宅の浴槽が利用できない人や、デイサービスなどを利用しているため入浴には介助がない人が、通常ではこのサービスを利用しています。
入浴前に血圧・体温測定などの体調確認が必ず行われ、体調に問題があったら部分浴や清拭に変更される場合もあります。
訪問看護
訪問看護とは、疾患のある利用者の自宅を看護師などが訪問し、療養上の世話や診療の補助を行うサービスのことです。
医療処置に関わる対応をするので、医師が必要と認めた要介護者のみサービスを受けることができます。
具体的には以下のようなサービスが行われています。
- 血圧や体温、病状のチェック
- 入浴・食事・排せつ介助
- 医療処理
- 医療機器の管理(在宅酸素、人工呼吸器など)
- 身体機能回復や嚥下機能訓練などのリハビリテーション
- ご家族への介護指導や相談
訪問看護サービスを提供しているのは、病院・診療所と看護ステーションです。
実際に利用者の自宅を訪ね、サービスを提供するのは、看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・保健士などの専門スタッフです。
訪問リハビリテーション
理学療法士や作業療法士が利用者の自宅でリハビリを行ってくれるサービスです。
自立できる人には歩行訓練、歩けない人には筋力をつけるための訓練、寝たきりの人には離床を促すなど、身体状況に合わせてリハビリを行ってくれます。
リハビリの内容によっては、環境を整えるために住宅のリフォームも必要となってきますので、自宅でどれほどのリハビリができるのか事前に確認しておきましょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
老人ホームの退去については理解できたでしょうか?
どこの老人ホームでも、理不尽な理由で退去勧告を受けることはないので安心してください。
認知症の恐れのある方は、認知症入居OKの老人ホームを探してみるのはいかがですか?
専門の介護スタッフが丁寧に対応してくれますよ。
あなたの生活スタイルや身体状況にあったホームを探すことが、充実した老人ホームライフへの第一歩です!
あなたにピッタリの老人ホームに出会えることを、心より祈っています!