在宅介護の費用について

訪問看護の料金が知りたい!介護保険と医療保険で負担額は違う?

ターミナルケア 施設-訪問看護士と高齢者 在宅介護の費用について

訪問看護とは、看護師が利用者の自宅を訪ね、病気に応じた適切な処置を行ってくれるサービスです。

近年では、「最期は自宅で迎えたい」「入院はしたくない!住み慣れた家がいい!」などといった要望も増えてきています。

そのため、需要が高くなってきている在宅介護サービスのひとつでもあるんですよ。

たしかに、病院だといつでも会えないし、自宅で療養してくれればすぐ顔を見ることができて安心ですよね。

でも、そこで気になってくるのは料金だと思います。

看護師が直接来てくれるわけだし、高そうなイメージがありますよね。

そこで今回は、訪問看護の料金について徹底的に解説したいと思います!

適用させた保険ごとの料金も解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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訪問看護ってどんなサービス?

訪問看護とは、疾患のある利用者の自宅を看護師などが訪問し、療養上の世話や診療の補助を行うサービスのことです。

具体的には以下のようなサービスが行われています。

  • 血圧や体温、病状のチェック
  • 入浴・食事・排せつ介助
  • 医療処理
  • 医療機器の管理(在宅酸素、人工呼吸器など)
  • 身体機能回復や嚥下機能訓練などのリハビリテーション
  • ご家族への介護指導や相談

以上のサービスは、すべて主治医の指示に基づいて行われます。

また、医療ケアだけでなくターミナルケアも行っているのが訪問看護の特徴です。

ターミナルケア…終末期の痛みの緩和や延命ではないケアのこと

訪問看護サービスを提供しているのは、病院・診療所と看護ステーションです。

実際に利用者の自宅を訪ね、サービスを提供するのは、看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・保健士などの専門スタッフです。

訪問看護を利用するには、主治医の「訪問看護指示書」が必要となてきますので、交付を忘れないようにしましょう。

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訪問看護の回数は決まっている!

訪問看護は、週に1~3回までと決められています。

しかし、病気の状態によっては週4回以上利用することも可能です。

その際は、主治医に「特別訪問看護指示書」を交付してもらう必要があります。

指示書の有効期間は14日間となっているので、期限には気をつけて利用するようにしましょう。

また、月に2回までしか交付することはできませんので注意してください。

訪問看護の料金は?

訪問看護士 料金-電卓を持つ看護士

訪問看護では、「介護保険」と「医療保険」どちらを適用させるかで料金が変わってきます。

それぞれの保険を適用させた場合、どのように料金形態が変わってくるか、確認していきましょう。

介護保険の場合

訪問看護において、介護保険を利用できるのは、第1号被保険者第2号被保険者です。

第1号被保険者とは、65歳以上の高齢者で要支援または要介護認定を受けている方のことを指します。

第2号被保険者とは、40歳~64歳までの方で、特定疾病により要支援または要介護と認定された方のことです。

介護保険を適用した場合の料金を以下の表にまとめました。

早速、確認していきましょう!

利用者 内容 時間 利用料金 自己負担額
1割負担 2割負担 3割負担
要支援1~2 看護師による訪問 20分未満の訪問 3,000円 300円 600円 900円
30分未満の訪問 4,480円 448円 896円 1,344円
30分以上60分未満の訪問 7,870円 787円 1,574円 2,361円
60分以上90分未満の訪問 10,800円 1,080円 2,160円 3,240円
理学療法士,作業療法士など 20分(1週間に6回が限度) 2,860円 286円 572円 858円
1日に2回を超える場合 2,570円 257円 514円 771円
要介護1~5 看護師による訪問 20分未満の訪問 3,110円 311円 622円 933円
30分未満の訪問 4,670円 467円 934円 1,401円
30分以上60分未満の訪問 8,160円 816円 1,632円 2,448円
60分以上90分未満の訪問 11,180円 1,118円 2,236円 3,354円
理学療法士,作業療法士など 20分(1週間に6回が限度) 2,960円 296円 592円 888円
1日に2回を超える場合 2,660円 266円 532円 798円

※所得によって負担額は変動します

医療保険の場合

医療保険を適用の場合は、赤ちゃんから高齢者までどの年代でも訪問看護を利用することができます。

しかし、65歳以上の高齢者の場合、要支援または要介護の認定を受けてない方に限り、認定があれば介護保険の適用が優先されるということです。

ただし、厚生労働省指定の難病などをお持ちの方は医療保険が適用されます。

【厚生労働省が定める難病等】

  • 多発性硬化症
  • スモン
  • 脊髄小脳変性症
  • 重症筋無力症
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 進行性キンジストロフィー症
  • パーキンソン病関連疾患
  • 多系統萎縮
  • プリオン病
  • 亜急性硬化性全脳炎
  • 後天性免疫不全症候群
  • 頸髄損傷
  • 人工呼吸器を使用している場合

医療保険を適用した場合の料金を以下の表にまとめました。

早速、確認していきましょう。

内容 利用料金 自己負担額
訪問看護基本療養費 週3回までの訪問 5,550円 555円
週4回以上の訪問 6,550円 655円
同一建物内に3人以上の利用者がいる場合 週3回までの訪問 4,300円 430円
週4回以上の訪問 5,300円 530円
在宅療養に備えた外泊の場合 入院中1回、難病等の方は2回まで 8,500円 850円
訪問看護管理療養費 月の初め 7,400円 740円
2回目以降 2,980円 298円
早朝・夜間加算 6時~8時・18時~22時 2,100円 210円
深夜加算 22時~6時 4,200円 420円
難病等複数回訪問加算 1日2回の訪問 4,500円 450円
1日3回以上の訪問 8,000円 800円
複数訪問看護加算 看護師が週1回 4,300円 430円
准看護師が週1回 3,800円 380円
看護補助者が週3回 3,000円 300円

医療保険を適用した場合の自己負担額は、年齢によって変動します。

年齢別の自己負担額も確認しておきましょう。

義務教育就学前 月額の2割
義務教育就学後~70歳 月額の3割
70歳以上75歳未満 月額の2割(現役並み所得者は3割)
後期高齢者医療の対象者 月額の1割(現役並み所得者は3割)

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

訪問看護の料金については理解していただけたでしょうか?

利用する保険や、所得によって料金が変わってくるのは少しわかりづらいですよね。

そんなときは、ケアマネージャーにしっかり相談をし、適切な訪問看護をケアプランに組み込んでもらいましょう!

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