介護と介助の違いをわかりやすく解説!介助の基準は4段階に分けられる!

介護 介助 違い-笑いあう介護士とシニア女性 コラム

普段なんとなく使っている「介護」と「介助」という言葉ですが、この2つの言葉に違いがあることをご存知でしょうか?

違いを知らないと、「普段介護として行ってきた行動が、実は介助だった!」なんて、事態もありえるのです。

そこで今回は、介護と介助の違いについて解説していきたいと思います!

介助の内容についても紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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介護と介助の違いは?

「介護」というのは、入浴や食事、排せつなど自立して生活するために必要な生活支援全般のことを指します。

一方で「介助」というのは、介護の中に含まれる具体的な手助けのことを指します。

介護がなくても生活はできるものの、生活の質(QOL)を向上させるために必要な支援ともいえるでしょう。

介護現場で「介助」という言葉を使うときは、何らかの具体的な支援が必要な状態のことです。

食事介助や入浴介助など、ひとつの行動が終わったら「介助」の目的は達成となります。

一方で「介護」は、「介助を通して自立した生活の維持・回復」を目標としていますから、ひとつの行動が終わったら目標が達成するわけではないのです。

介助の基準は4段階に分けられる!

介助の基準は、4段階に分けることができます。

4つの段階は以下の表にまとめました。

自立 基本的に1人である程度の行動ができる人
一部介助 基本的には1人で行動できるが動作に不安があるため、見守りや支援が必要な人
半介助 「支えがあればゆっくり歩ける」など手助けが必要だが、自分の能力も使って行動できる人
全介助 手助けがあっても、自分で行動することができない状態の人

全介助にならないよう、一部介助の段階から予防しよう!

「一部介助」や「半介助」の状態は、日々訓練を積み重ねれば症状の進行を遅らせることができます。

介護予防にも繋がりますので、介護者はなるべく本人の能力を使うよう介助してあげましょう

「スプーンは握れないけどゆっくりなら手首は動く」というような人に対して、食事全般を介助してしまいがちです。

しかし、そのような場合はスプーンを装具につけてあげて、時間がかかってもいいので自身の力を使ってご飯を食べるように促してあげましょう。

一度全介助と判断されてしまうと、介護度・介助度を回復するのは困難になります。

そのため、全介助と判断されないよう、早い段階から介護予防をしてあげることが大切なのです。

介助の主な内容

では、介助と呼ばれる具体的な行動には一体何があるのでしょうか?

詳しく確認していきましょう!

  • 移乗介助
  • 食事介助
  • トイレ介助
  • 更衣介助
  • 歩行介助
  • 入浴介助

移乗介助

移乗介助とは、乗り物から移動させる介助行為のことを指します。

ベッドから車椅子、車椅子からベッドなど、自分1人の力で移動するのが困難の場合介助を行います。

また、高齢になると立ち上がる際にめまいを起こし、転倒してしまうこともあります。

高齢者の転倒は骨折などの危険性もあるため、介助の際は注意が必要です。

ベットから車椅子へ移乗するときは、距離を近くにして高さを水平にし、車椅子のブレーキがかかっていることを必ず確認してください。

食事介助

食事介助とは、その名の通り食事の際に必要な介助のことで、誤嚥に注意を払うことが大切です。

高齢者の誤嚥は、肺炎を引き起こしやすく、最悪の場合窒息死してしまう可能性もあります。

ですので食事介助の際は、誤嚥を防ぐことを意識しましょう。

正しい姿勢を維持して、一口で食べやすい量だけを与えることが大切です。

トイレ介助

トイレ介助では、トイレへ移動するまでに転倒などしないよう介助することも大切です。

また、トイレから立ち上がる際にめまいが起きることもあるので、注意して介助してあげてください。

トイレ介助はプライバシーに配慮することが重要なので、できるだけ1人で排尿・排便を済ませられるように環境を整えてあげましょう。

トイレに入ったら、ドアは完全に閉めずに、定期的に外から声かけを行うなどして、介助してあげることが必要です。

更衣介助

更衣介助では、できる範囲は自身で行ってもらうことも大切です。

「ボタンは自分で留められる」「上着であれば自分で着られる」などある場合は、すべて介助してあげるのではなくて見守ってあげるようにしましょう。

また、着脱の際の室温管理も重要になってきます。

寒い時期はブランケットなどを使って、寒さを軽減させてあげるようにしましょう。

着脱に時間かかると、要介護者と介護者双方に負担がかかりますので、更衣介助の時間短縮が図れるような着脱しやすい服を用意しておくようにしましょう。

歩行介助

歩行介助では、他の介助と同様、転倒に気をつける必要があります。

一般の人にとっては些細な段差でも、高齢者の方はつまづきやすく転倒に繋がります。

要介護者の歩くペースを見ながら、足元の状況を確認して、伝えてあげることが重要でしょう。

場合によっては、杖や歩行器などを利用することもあります。

そのような場合は、道具のメンテナンスもしっかりと行うようにしてください。

杖の滑り止めはすり減っていないか、歩行器のタイヤはしっかりと回転するかなど、介護者が確認してあげることが必要です。

また、歩行介助をする際は、杖は利き手で握ってもらうので、反対側に立って要介護者を支えてあげるようにしましょう。

入浴介助

入浴介助は、要介護者にとっても体力が必要となるため、事前の体調チェックが欠かせません。

体温を測るだけでなく、血圧も測るようにしましょう。

入浴では、血圧の上下が激しいので注意が必要です。

体調があまりよくない場合は、無理して入浴せずに、部分浴や清拭に変更するようにしましょう。

また、お風呂場は滑りやすいので転倒にも注意しなければいけません。

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まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

介護と介助の違いは理解していただけたでしょうか?

要介護度が高くならないよう、ほどよい介助を行いながら介護予防をしていくことが大切です!

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