「老人ホームは、申し込みをすればすぐに入居できるものだと思っていた!」という声をよく聞きます。
しかし、実際に入居しようとすると気付くんですよね、その考えが正しくなかったということに…。
老人ホームは、場合によって入居できないこともあるのです!
これから老人ホームへ入居しようと考えている人には、不安を与えてしまったかもしれません。
しかし、安心してください!
老人ホームに入居できない理由をしっかりと理解しておくことで、その状況を回避することができます!
そこで今回は、老人ホームに入居できない理由を詳しく解説していきます!
入居待ち期間にするべきことも紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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老人ホームに入居できない理由
老人ホームに入居したくても、すぐに入居できないことがあります。
入居できない理由としては、以下の2点が挙げられます。
- 入居条件を満たしていない
- 空いているベッドがない
高齢化が進み、多くの老人ホームが開設されるようになりましたが、入居待ちをしている人が絶えないのも現状ではあります。
数ある老人ホームの中でも、特に多くの人が入居を待っている施設が特別養護老人ホーム(特養)です。
年金の範囲内で入居できるという点で人気の老人ホームでしたが、介護法改正によって要介護3以上でないと入居することができない施設になりました。
そのため、すぐには特養に入居できない人や、入居を待っている人が増えているのです。
また、特養への入居は申し込み順ではなく、要介護者の緊急度で決まるので、早めに申し込んだからといってミュートできるわけではないのです。
新型コロナウイルスの影響で老人ホームに入居できない!
世界的に流行となっている、新型コロナウイルス。
日本での感染者も1万人を超え、新型コロナの脅威は留まるところを知りません。
感染防止を図るため、様々な業種が休業などの対策を打ち出していますが、介護業界でも感染防止策は取られています。
現在、多くの老人ホームでは新規入居者の受付を停止し、見学や体験入居なども自粛しています。
老人ホームに入居できない理由として、新型コロナウイルスの影響もあるみたいですね。
老人ホームごとの受け入れ体制を理解しよう!
老人ホームに入居できない理由として、「入居条件を満たしていない」という点を挙げました。
希望する老人ホームの入居条件をしっかりと理解していなければ、ただの申し込み損になってしまいます。
ご本人の身体状況を考え、利用条件を満たしている施設を探すようにしましょう!
各施設の入居条件を、以下の表で確認してみてください!
特別養護老人ホーム |
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介護医療員 |
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介護療養型医療施設 |
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介護老人保健施設 |
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介護老人福祉施設 |
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グループホーム |
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有料老人ホーム |
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老人ホームの入居待ちの間にすべきこと
老人ホームにすぐ入居できないとしても、入居の順番をただ待っているだけではいけません!
少しでも早く入居できるよう、様々な行動を起こすようにしましょう!
では、具体的にどのようなことをすればいいのかお教えしていきます!
- 地域包括支援センターに相談しよう!
- ショートステイを利用しよう!
- 有料老人ホームも検討しよう!
- 在宅介護サービスを利用しよう!
地域包括支援センターに相談しよう!
地域包括支援センターとは、高齢者が住み慣れた地域で生活し続けるためのサポートを目的とした機関のことです。
医療や福祉に関する高齢者の相談に乗るということが、業務内容の一環でもあります。
さらに、老人ホームの空き状況なども地域包括支援センターで確認することができる場合もあります。
老人ホームに入居したくてもできなかった場合は、当センターに相談するようにしましょう。
入居待ってる間にするべきことや、必要に応じて介護サービスなども紹介してくれます。
地域包括支援センターには、保健師・社会福祉士・ケアマネージャーといった専門家が在籍しているので、それぞれの分野の内容に対して親身になって相談によってくれるでしょう。
ショートステイを利用しよう!
ショートステイとは、短期間施設に入居し、長期的に入居している他の入居者と同じ介護サービスを受けることができるサービスです。
利用者が自宅にこもりきりで感じる孤独感を解消し、自立した生活が送れる支援をすることを目的としています。
連続で最大30日間宿泊利用することができますので、老人ホームへ入居できなかった人は利用してみてはいかがでしょうか?
ショートステイで受けられる、主な介護サービスは以下の通りです。
- 入浴
- 排せつ
- 食事介助
- 医師による健康管理
- 生活に関する相談、助言
- 機能回復訓練
通常の老人ホームとほとんど変わらない介護サービスを受けることができますよ!
また、ショートステイを利用することで、老人ホームに対し顔を売ることができるので、入居へ有利に働くかもしれません。
有料老人ホームも検討しよう!
「費用のことを考えて、公的施設しか検討していない!」といった人もいるかもしれません。
たしかに、入居金がかからない公的施設は費用面でとても魅力的ですよね。
しかし、入居条件が要介護1以上である施設がほとんであることも加え、その分競争率も高いということです!
一方で、有料老人ホームは施設によって入居条件が異なりますので、利用対象者の幅が広がります。
ですので、有料老人ホームの方が入居しやすい可能性もあるのではないでしょうか?
有料老人ホームを全く考えていなかったという人も、老人ホーム選びの視野に入れてみることをオススメします。
ではここで、筆者オススメの有料老人ホームを紹介します!
有料老人ホームなないろ
有料老人ホームなないろの概要 | |
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入居時 | 20万円 |
月額 | 10万 ~12万 |
所在地 | 東京都八王子市叶谷町1777 |
アクセス |
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利用対象者 |
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- 民間施設の中でも最安クラス!
- ヘルパーは24時間常駐!
- 今後、看護師も24時間常駐予定!
八王子にある住宅型有料老人ホームです。
民間企業が運営する老人ホームとして、東京都の中でも最安クラスに入る料金の安さが特徴です。
施設には24時間常駐のヘルパーもおり、十分な介護サービスを受けることができます。
また、近日中に看護師までも24時間体制で配置する準備を整えているそうですので、体調面が心配な方でも安心して入居することができます。
在宅介護サービスを利用しよう!
介護が必要になったから老人ホームへ入居しようと考え始めた人が多くいると思います。
そのような人は、老人ホームへ入居できなくても介護が必要となってきますよね。
「でも老人ホームへは入居できないし、介護が受けられない…」と、思い詰める必要はありません!
老人ホームでなくても、介護サービスを受けることはできるのです!
入居待ちの期間は、在宅介護サービスを利用しましょう!
自宅で利用できる在宅介護サービスを、一部紹介していきます。
- 訪問介護
- 訪問入浴介護
訪問介護
訪問介護とは、ホームヘルパーが要介護者などの自宅を訪問し、利用者が必要としている介護を提供するサービスです。
サービスを行う人は、訪問介護員といい「介護福祉士」や「ホームヘルパー」を指します。
ホームヘルパーとして働けるのは、「介護福祉士」「介護員養成研修修了者」「介護職員初任者研修修了者」など、専門的な知識を持ち資格を取得した人たちです。
訪問介護では、「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3つのサービスを行ってくれます。
「身体介護」では、主に食事介助・排泄介助・着脱介助・入浴介助が主なサービス内容です。
「生活介助」では、洗濯・掃除・買い物など、日常生活に必要な支援を行ってくれます。
「通院等乗降介助」では、通院の際に必要な乗車や降車を介助するサービスのことです。
訪問入浴介護
看護師や介護職員が、巡回入浴車で自宅を訪問し、入浴介助してくれるサービスです。
自宅の浴槽が利用できない人や、デイサービスなどを利用しているため入浴には介助がない人が、通常ではこのサービスを利用しています。
入浴前に血圧・体温測定などの体調確認が必ず行われ、体調に問題があったら部分浴や清拭に変更される場合もあります。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
老人ホームに入居できない理由については理解していただけたでしょうか?
新型コロナウイルスの影響で、入居しやすかった老人ホームですら入居が困難になってきています。
入居を急ぐ気持ちも分かりますが、まずは自分の健康を第一に考えリスクのある見学や体験入居は控えるようにしましょう。
入居ができない現状で、筆者がオススメするのは在宅介護サービスです!
在宅介護サービスにも様々な種類がありますので、ご本人に合ったサービスをぜひ利用してみてください!
新規申し込みが開始されたら、見学や体験入居を行い、希望に沿った老人ホームに出会えることを心より祈っています!